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東京・大阪にSAP HANA Cloud Platformのデータセンターを開設製造ITニュース

SAP SEは、「SAP HANA Cloud Platform」のデータセンターを東京と大阪に開設する。国外データセンターの利用制限している企業や組織でも、SAP HANA Cloud Platformを利用できるようにする。

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 SAPジャパンは2016年6月8日、SAP SEが、「SAP HANA Cloud Platform」のデータセンターを東京と大阪に開設することを発表した。同センターからのサービス提供開始は、東京が同年第4四半期、大阪が2017年第1四半期になる予定だ。

 同社では、2014年4月に東京と大阪にデータセンターを開設し、クラウド型の「SAP HANA Enterprise Cloud」や基幹業務アプリケーション「SAP Business Suite」などを提供している。

 今回、日本で同センターを開設することで、アジア太平洋地域の中で特に重要なビジネス拠点と位置付ける日本国内において、本格的にSAP HANA Cloud Platformを展開する。また、官公庁や金融機関など、国外データセンターの利用を制限している企業や組織でも、SAP HANA Cloud Platformを利用できるようにする。

 新たに提供を開始するSAP HANA Cloud Platformは、同社のSAP HANAをベースとしたPaaS(Platform as a Service)。データ分析エンジンや統計解析ライブラリーなど、多くの構築用ツールを備え、在庫/課金、商品/顧客情報など、基幹系と連携したIoTアプリケーションやビッグデータ向けのアプリケーション、既存SaaSの拡張などをクラウド上で構築・運用できる。さらに、モバイル対応やストリーミング、地理空間情報、テキストマイニング、ドキュメント管理など、次世代ビジネスアプリケーションに必要な機能も提供するとしている。

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