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シノプシスが機能安全と車載セキュリティを重視、「Coverity」をISO26262に準拠ISO26262

Synopsys(シノプシス)は、同社のソフトウェアインテグリティソリューションの基幹ツールである「Coverity」と「Test Advisor」について、自動車向け機能安全規格のISO 26262と一般産業機器向け機能安全規格のIEC 61508に準拠したシステムの開発に適用できるという第三者認証を取得したと発表した。

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 Synopsys(シノプシス)は2016年5月23日(米国時間)、同社のソフトウェアインテグリティソリューションの基幹ツールである「Coverity」と「Test Advisor」について、自動車向け機能安全規格のISO 26262と一般産業機器向け機能安全規格のIEC 61508に準拠したシステムの開発に適用できるという第三者認証を取得したと発表した。

 静的コード解析ツールのCoverityとテスト最適化ツールのTest Advisorは組み込みソフトウェア業界で広く知られている開発ツールである。両ツールが中核となるソフトウェアインテグリティソリューションとは、シノプシスが“ソフトウェアサインオフ”と呼んでいるソフトウェア統合開発/テストメソドロジに基づいており、ソフトウェアの品質とセキュリティの信頼性を大幅に向上できるという。

 コネクテッドカーや自動運転技術の開発が進む中で、車載システムに対する安全基準やセキュリティ要件はより厳しくなっている。ソフトウェアの品質とセキュリティの信頼性向上に役立つCoverityとTest AdvisorをISO 26262に準拠させることで、車載ソフトウェア開発への適用が容易になるという。なお、今回の両ツールの第三者認証はTÜV SÜDが担当した。

 また同社は、車載ソフトウェアのセキュリティを確保できるようにするべく、SAE(米国自動車技術会)の下部組織であるタスクフォースの発足に協力し、自動車メーカーやサプライヤとともに新しい標準規格の策定に取り組んでいるという。

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