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耳元で警告音を聞かせる3次元音響ソフトや、Wi-Fiの10倍以上速い「WiGig」を展示:人テク展2016 開催直前情報
ソシオネクストは、「人とくるまのテクノロジー展2016」において、システムLSI技術をベースにした運転支援技術や車載情報機器、情報連携など、次世代コクピットを実現する各種ソリューションを提案する。
ソシオネクストは、「人とくるまのテクノロジー展2016」(2016年5月25〜27日、パシフィコ横浜)において、システムLSI技術をベースにした運転支援技術や車載情報機器、情報連携など、次世代コクピットを実現する各種ソリューションを提案する。
カメラ映像、カーナビゲーションシステム、モバイル端末やクラウドとの連携、バッテリー状況など、人とくるま、さらに外部とをつなぐ情報量が増加している。それらの情報を表示するのもセンターディスプレイ、クラスタ、ヘッドアップディスプレイとますます多様化が進んでいる。同社はこれらの情報と複数のディスプレイとを一元的に制御し、必要な情報を最適なディスプレイに最適な形でタイムリーに表示させることができる「統合HMI」を中心としたソリューションで、車両の安心、安全、快適を追求する。
運転支援技術に関しては、移動物検知や全周囲立体モニターの他、3次元音響ソフトウェアを提案する。同ソフトは、スピーカーの音声がドライバーの耳元で出力されているかのように定位させ、効果的に警告音を聞かせることができる。
また、Wi-Fiの10倍以上の超高速通信により、車載カメラの録画データを高速に読み出すアプリケーションなどに活用できる「WiGig」も紹介する。
人とくるまのテクノロジー展2016
会期 | 2016年5月25日(水)〜27日(金) |
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時間 | 10:00〜18:00(5月27日は10:00〜17:00) |
会場 | パシフィコ横浜 |
ソシオネクスト ブースNo. | 192 |
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