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米独連携ムード中で気を吐いたIVI、日本らしい“緩やかな標準”をアピールハノーバーメッセ2016(1/2 ページ)

「つながる工場」実現に向け、製造業、製造機械メーカー、ITベンダーなどが参加する「Industrial Value Chain Initiative(IVI)」は、ドイツのハノーバーメッセで設立後初めてとなる海外での活動紹介を行った。

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 「つながる工場」実現に向け、製造業、製造機械メーカー、ITベンダーなどが参加する「Industrial Value Chain Initiative(IVI)」は2016年4月28日、ハノーバーメッセ2016(2016年4月25〜29日、ドイツ・ハノーバーメッセ)において、設立後初めてとなる海外での活動紹介を行った。

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Forum Industrie 4.0 meets the Indurstrial Internetのプログラム

 ハノーバーメッセ2016のパートナーカントリーは米国である。そのため、会場内ではドイツ連邦政府が推進する「インダストリー4.0」と、米国企業が立ち上げた「インダストリアルインターネットコンソーシアム(IIC)」の連携を訴えた展示やフォーラムなどが数多く開催された。

 その内の1つである「Forum Industrie 4.0 meets the Indurstrial Internet」で唯一の日本の団体として講演を行ったのが、IVIである。

 IVIは、日本機械学会生産システム部門の「つながる工場」分科会が母体となり、発足。発起人となった法政大学デザイン工学部 教授 西岡靖之氏が理事長を務めており、今回の講演も西岡氏が行った※)

※)関連記事:「つながる工場」実現に向けた“日本連合”の土台へ、IVIが設立総会を開催

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「Forum Industrie 4.0 meets the Indurstrial Internet」で講演を行うIVIの西岡氏

 IVIが目的とするのが日本独自の「つながる工場」にリファレンスモデルを作るということだが、その手法として「緩やかな標準」を挙げる。日本の製造業が実際に困っている点を競争領域と協調領域に分け、協調領域の話し合いの場を作っていくということを目指すものだ。“それぞれの困りごと”を起点に、似たような課題を抱えている企業の問題解決のリファレンスモデルを作るということだ。「Forum Industrie 4.0 meets the Indurstrial Internet」での西岡氏の講演では、これらのIVIの狙いやシステム設計などについて説明した。

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