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マツダの構造改革は第2ステージへ、2018年度までの3年間で6車種を投入製造マネジメントニュース(2/2 ページ)

マツダは、2015年度(2016年3月期)決算を発表するとともに、2016〜2018年度の3カ年で実施する中期計画「構造改革ステージ2」の概要を発表。同中期計画の期間中に、派生車1車種を含む新型車6車種を市場投入することを明らかにした。

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次期「SKYACTIV」搭載車は2017年度に登場か

 構造改革プランの成果を受けて策定されたのが、2016〜2018年度の3カ年で進められる構造改革ステージ2だ。「質的成長とブランド価値向上のステージ」と位置付けており、最終年度となる2018年度の経営指標は、グローバル販売台数165万台、営業利益率7%以上、自己資本比率45%以上、配当性向20%以上となっている。

「構造改革ステージ2」の概要
「構造改革ステージ2」の概要(クリックで拡大) 出典:マツダ

 構造改革ステージ2の期間中には、派生車1車種を含む新型車6車種を市場投入する。2015年4月に発表した2014年度決算の際には「派生車1車種を含む新型車5車種」としていたので、1車種の発売が前倒しになったことになる。次期SKYACTIVといえる「SKYACTIV GEN2」も予定通り構造改革ステージ2で投入する。

「構造改革ステージ2」における商品と開発の方向性
「構造改革ステージ2」における商品と開発の方向性(クリックで拡大) 出典:マツダ

 またグローバル販売台数165万台の生産は、既存向上の生産効率を最大化し、新たに工場を建設することなく実現する方針だ。拠点間の相互補完を可能にするグローバルスイング生産に加え、セダン/ワゴン/ハッチバックなどの海外名称が「Mazda」で始まる車両と、クロスオーバーSUVである「CXシリーズ」の生産フレキシビリティを拡大する。2018年度の生産キャパシティーとして、165万台のうち約半分をCXシリーズに充てられるようにする。

「構造改革ステージ2」におけるグローバル生産とコスト改善の方向性
「構造改革ステージ2」におけるグローバル生産とコスト改善の方向性(クリックで拡大) 出典:マツダ

 国内の主力生産拠点である宇品工場は、2016年度に新型車の生産準備の影響が出るものの、2017年度以降は稼働率が向上するとしている。この事実は、生産ラインに大きな変更が必要になるSKYACTIV GEN2搭載車の生産準備が2016年度に行われ、2017年度に市場投入されることを意味している可能性が高い。

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構造改革 | マツダ | SKYACTIV | 中期計画


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