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小型シャフト部品の量産加工に適したCNC円筒研削盤を発売FAニュース

ジェイテクトは、CNC円筒研削盤「e500G」を発売した。砥石(といし)軸にハイブリッドタイプの「TOYODA STAT BEARING」を採用。金属接触がないため摩擦がなく長寿命で、軸の回転精度の高さを特長とする。

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 ジェイテクトは2016年4月11日、小型シャフト部品の量産加工に適したCNC円筒研削盤「e500G」を発表した。

 砥石軸に静圧と動圧を組み合わせたハイブリッドタイプの「TOYODA STAT BEARING」を採用。金属接触がないため摩擦がなく長寿命で、剛性と減衰性能の高い構造により、軸の回転精度が高くなっている。また、砥石台とテーブルの早送り速度を向上し、クラス最速のサイクルタイムを可能にしたという。

 機械寸法は幅1800mm、奥行2400mmで設置スペースがクラス最少。機械の両サイドに砥石交換などの保守スペースを確保し、省スペースと保守性を両立させている。

 両側駆動主軸台により、工作物を両側センタの摩擦力で駆動。駆動金具レスで外径全段研削ができる。さらにNC自動心間調整機能により、長さの異なる工作物に自動で対応し、長さ違いワークの段取り換えレスが可能となった。

 オプションでCBN砥石の採用も可能。ドレス(砥石修正)インターバルが延び、寸法精度、表面粗さが安定し生産性が向上する。

 また、操作ボタンのアイコン化で、言語を問わず共通認識できるようになった。文字表示とアイコン表示の切り替えもできる。電流・位置・速度などのデータを常時サンプリングできIoEにも対応可能だ。正常値と比較できるので、機械の異常を早期発見するのにも有効だという。

 価格は、両センタ駆動ではCBN仕様が1900万円、普通砥石仕様が1700万円。固定軸の普通砥石仕様は1600万円(いずれも税別)だ。販売目標は年間100台としている。

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