ニュース
ホンダ「アコード」が大幅改良、2モーターハイブリッド「i-MMD」を刷新:エコカー技術
ホンダは、2016年5月下旬の発売を予定している新型「アコード」の情報をWebサイトで公開。2モーターのハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を、モーターの構造から製法までを進化させたという。
ホンダは2016年4月21日、2016年5月下旬の発売を予定している新型「ACCORD(アコード)」の情報をWebサイトで公開した。
アコードは2013年6月にフルモデルチェンジしている。2モーターのハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載し、30.0km/l(リットル)という良好なJC08モード燃費を実現したことなどを特徴としていた。
今回の大幅改良は、フルモデルチェンジから約3年しか経過していないことから、いわゆるビッグマイナーチェンジの位置付けになる。ハイブリッドシステムのi-MMDについて、モーターの構造から製法までを進化させ「上級セダンにふさわしい力強い走りとともに、静粛性も高めた」(同社)としている。さらに、フルモデルチェンジの際にはなかった運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を標準装備する。
関連記事
- 「アコード ハイブリッド」のJC08モード燃費は30.0km/l、他社のセダンHEV上回る
ホンダが2013年6月21日に発売を予定しているセダンタイプのハイブリッド車(HEV)「アコード ハイブリッド」は、新開発の2モーターハイブリッドシステムの搭載により、30.0km/l(リットル)という良好なJC08モード燃費を達成した。この燃費は、トヨタ自動車など他社のセダンタイプのHEVを上回っている。 - 「アコードプラグイン」の複合燃費は70.4km/l、アウトランダーとプリウス上回る
ホンダが発表したプラグインハイブリッド車(PHEV)「アコード プラグイン ハイブリッド」は、PHEVとしての燃費を示す複合燃費(JC08モード)について、三菱自動車の「アウトランダーPHEV」や、トヨタ自動車の「プリウスPHV」を上回る70.4km/l(リットル)を達成した。 - 「オデッセイ ハイブリッド」はモーターを23%小型化、超低床の車台に対応
ホンダは、3ナンバーミニバン「オデッセイ」に2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載するハイブリッドモデルを追加する。モーターを小型軽量化して性能も向上し、オデッセイの超低床プラットフォームに組み込めるようにした。JC08モード燃費はクラストップとなる26.0km/lを達成した。 - 「アコード」のミリ波レーダーが防護柵を誤認識、走行中に急停止するおそれ
ホンダは、2013年6月に発売した「アコード ハイブリッド」と「アコード プラグインハイブリッド」のリコールを国土交通省に提出した。自動ブレーキ機能におけるミリ波レーダーの障害物検知プログラムが不適切で、路肩や中央分離帯などの防護柵を先行車として誤認識して、まれに急ブレーキが掛かるおそれがあるという。 - ホンダの米国エコカー戦略、本命は燃料電池車ではなくプラグインハイブリッド車
ホンダは、量産タイプの燃料電池車「CLARITY FUEL CELL」を、米国で2016年末までに発売する。しかし、米国でのエコカー戦略では、電池とモーターだけで走行できる距離を従来比の3倍となる60km以上に高めたプラグインハイブリッド車が本命になるようだ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.