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「アコードプラグイン」の複合燃費は70.4km/l、アウトランダーとプリウス上回る販売は法人向けリースだけ(1/2 ページ)

ホンダが発表したプラグインハイブリッド車(PHEV)「アコード プラグイン ハイブリッド」は、PHEVとしての燃費を示す複合燃費(JC08モード)について、三菱自動車の「アウトランダーPHEV」や、トヨタ自動車の「プリウスPHV」を上回る70.4km/l(リットル)を達成した。

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ホンダの「アコード プラグイン ハイブリッド」

 ホンダは2013年6月20日、新開発の2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載するハイブリッド車(HEV)「アコード ハイブリッド」とともに、家庭用電源からの充電が可能なプラグインハイブリッド車(PHEV)「アコード プラグイン ハイブリッド」を発表した。

 価格は、アコード ハイブリッドの「LXグレード」が365万円、「EXグレード」が390万円なのに対して、アコード プラグイン ハイブリッドは500万円となっている。ただし、アコード ハイブリッドとは違って一般販売は行わず、法人企業や官公庁などを中心とするリース販売にとどめる予定だ。電気自動車やプラグインハイブリッド車を購入する際に得られる「クリーンエネルギー自動車等導入対策費補助金(CEV補助金)」の金額は40万円となっている。

ホンダの「アコード プラグイン ハイブリッド」
ホンダの「アコード プラグイン ハイブリッド」(クリックで拡大) 出典:ホンダ

PHEV専用電池を搭載

 アコード プラグイン ハイブリッドは、アコード ハイブリッドと同じSPORT HYBRID i-MMDを搭載しながら、搭載するリチウムイオン電池の容量を1.3kWhから6.7kWhに増やすことで、モーターだけで走行可能な距離(EV走行距離)を伸ばしている。JC08モードのEV走行距離は37.6kmである。200V電源を用いた場合の満充電までの時間は約1.5時間。CHAdeMO方式の急速充電には対応していない。車両の電池からAC100Vの電力を外部に出力する外部給電器を、外付けの装置として用意した。3.0kVAの定格出力で、最大27時間の電力供給が可能である。

「アコード プラグイン ハイブリッド」の電池パック(左)と外部給電器(クリックで拡大) 出典:ホンダ

 リチウムイオン電池は、エネルギー密度に優れた専用の電池セルを開発することで、容量を5倍以上に高めることができた。一方、車両重量は、アコード ハイブリッドのLXグレードの1620kgから1740kgに増えている。価格も135万円高い。

 アコード プラグイン ハイブリッドとアコード ハイブリッドは、エンジンやモーターを含めたハイブリッドシステムなどの基本構成は同じである。充電システムや外部給電器、専用の車載情報機器、そして5.4kWh増えたリチウムイオン電池パックに135万円掛かっていることになる。

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