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デジタルビジネス向けの新アーキテクチャを発表製造ITニュース

シスコシステムズは、デジタルビジネス向けに、新たなアーキテクチャ「Digital Network Architecture(DNA)」を発表した。デジタルネットワーク基盤を構築するための仮想化や自動化、アナリティクス、クラウドなどを一体化するものだ。

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 シスコシステムズは2016年3月14日、デジタルビジネス向けに、オープンで拡張可能なソフトウェア志向の新たなアーキテクチャ「Digital Network Architecture(DNA)」を発表した。デジタルネットワーク基盤を構築するための仮想化、自動化、アナリティクス、クラウドサービス、プログラマビリティなどの要素を一体化するものだ。

 DNAは、データセンターに用いられる同社の「Application Centric Infrastructure(ACI)」を補完するもので、「Cisco ONEソフトウェアファミリ」の一部として提供される。

 全ての仮想化、ネットワークの自動化、広範なアナリティクス、クラウドによるサービスマネジメント、オープンかつ拡張可能なプログラマビリティ、という5つの原則に基づいて構築されており、ビジネスのデジタル化推進とともに、コストを削減し、ネットワークの複雑さやリスクを低減するとしている。

 また今回、DNAをサポートする自動化、仮想化およびクラウド管理製品の概要も発表された。

 自動化のための製品としては、最大4000台のデバイスを稼働できるという企業向けコントローラー「APIC-Enterprise Module(APIC EM)プラットフォーム」の最新版が提供される。APIC EMには、事前設定などの作業を不要にして導入の事前コストを削減できる自動化ソフトウェア「Cisco Plug and Play」、ネットワークのQoS設定を動的にアップデートする「Easy Quality of Service(EasyQoS)」が含まれている。また、WANの導入および運用管理を自動化する「Cisco Intelligent WAN(IWAN)自動化サービス」も併せて発表されている。

 仮想化のための製品としては、ネットワークOS「Evolved Cisco IOS XE」が紹介された。発表時点では、Cisco Catalyst 3850/3650、ASR1000、ISR4000をサポートしているが、今後さらにサポート範囲を拡大するという。同製品には、環境にとらわれずに機能を自由に選択して稼働させることができるソリューション「Enterprise Network Function Virtualization(Enterprise NFV)」が含まれている。

 クラウドサービス管理製品としては、「CMX Cloud」が提供される。CMX Cloudの導入により、企業はWi-Fiネットワークへのオンボーディングが容易になり、集積された顧客の行動データにアクセスして顧客エンゲージメントを向上できるようになるという。

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