特集
「Raspberry Pi 3」の実力をベンチマークで検証する(2/4 ページ)
ボードコンピュータ「Raspberry Pi」に新製品、CPU強化と無線機能を搭載した「Raspberry Pi 3」が登場した。ベンチマークによるパフォーマンス検証と、ターミナルでのBluetooth有効化を行う。
パフォーマンスも大幅向上
では今度はベンチマークテストにより、Raspberry Pi 3とRaspberry Pi 2を比較してみよう。ベンチマークソフトは「Unix Bench 5.1.3」を利用する。以前にもUnix Bench 5.1.3の導入方法は紹介したが、一応再掲しておこう(関連記事:5ドルのコンピュータ「Raspberry Pi Zero」初期設定とベンチマーク)。
$ wget http://byte-unixbench.googlecode.com/files/UnixBench5.1.3.tgz $ tar zxvf UnixBench5.1.3.tgz $ cd UnixBench $ make
UnixBenchのインストール
makeが終わったら、「./Run」と入力すればベンチマークテストが実行される。結果は以下の通りとなった。
4コアを使ったテスト結果では、総合評価である「System Benchmarks Index Score」でRaspberry Pi 2よりも約1.6倍もの値を記録している。クロック上昇に応じた性能向上は果たしているといえるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Raspberry PiにAllJoynフレームワーク「Standard Core」を移植する
AllJoynは「家電を中心にさまざまな機器を接続し、情報交換を可能としたフレームワーク」です。さまざまな機器を対象としており、それにはRaspberry Piも含まれます。ルーター機能などを実装可能な「Standard Core」をRaspberry Piに移植します。 - 「Raspberry Pi Zero」で自分だけのアメダス(的な測定器)を作ろう
小さな5ドルマイコン「Raspberry Pi Zero」。小型なのでいろいろな用途に使えそうなので、今回はこれを気圧・温湿度計にしてみます。モバイルバッテリーと無線LANアダプターを用意しておけば、簡易的な無人測定器としての利用が可能となります。 - 5ドルのコンピュータ「Raspberry Pi Zero」初期設定とベンチマーク
Raspberry Pi Foundationがなんと5ドルのコンピュータ「Raspberry Pi Zero」を発表、パーツショップでは軒並み売り切れたこの製品を入手したので、OSインストールとRaspberry Pi 2との比較ベンチマークを行った。 - こいつ、動くぞ!――Raspberry Pi 2でWindows10 IoT Coreを動かしてみる
2015年4月末にリリースされた「Windows 10 IoT Core」。Raspberry Pi 2やGalileoといったボードコンピュータで動くこのWindowsでどんなことができるのか。まずはインストールから始めてみたい。 - 「Raspberry Pi 2」をイジリ倒す(基礎編1)、まずはOSを入れるのだ
手のひらサイズマシン「Raspberry Pi」のバージョンアップ版、「Raspberry Pi 2」が登場した。Raspberry Piではどのようなことができるのか、今回はまずOSインストールするまでを紹介する。