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鋼管径400〜1600mmの鋼管杭・鋼管矢板の機械式継手を発売:FAニュース
新日鐵住金は、鋼管杭・鋼管矢板の機械式継手「ガチカムジョイント」を発売した。継手には、円周方向に均等に分割されたギア同士がかみ合う構造を採用。鋼管本体と同等以上の強度を持ち、大径で板厚の厚い鋼管杭でも短時間で接合できる。
新日鐵住金は2016年3月18日、鋼管杭・鋼管矢板の機械式継手「ガチカムジョイント」を発売した。同年2月に、土木研究センターの建設技術審査証明を取得している。
鋼管杭・鋼管矢板は、一般的に現場で溶接接合しながら施工するが、近年、狭い場所での作業や工事時間の制約により、溶接作業や検査にかかる時間の短縮が求められている。また、鋼管杭は大径化・厚肉化・高強度化が進み、溶接時間が増加傾向にあり、現場溶接が不要で短時間接合が可能な機械式継手のニーズが高まっているという。
今回開発された機械式継手は、鋼管径が400〜1600mmで、SKK400、SKK490に加えて570N/mm2級の鋼管にも対応できる。継手には、円周方向に均等に分割されたギア同士がかみ合う構造を採用。鋼管本体と同等以上の強度を持ち、大径で板厚の厚い鋼管杭でも短時間で確実に接合できる。施工試験では、φ1000の鋼管で5〜10分程度での接合を確認したという。
また、接合には特殊な技術や工具が不要で、回転抑止部材を取り付ければ同時に嵌合確認もできるという。
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