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ハウステンボスが「ロボット実証実験場」に、年間300万人来場者からニーズ探る
長崎のテーマパーク、ハウステンボスが「ロボット実証実験場」になる。接客や移動、エンタテインメントなどさまざまな領域に各社ロボットを導入し、ニーズと事業化の可能性を探る。
「変なホテル」などロボット技術に関心の高い長崎のテーマパーク、ハウステンボスが「ロボット実証実験場」になる。年間来場者300万人超の施設全体をロボット実証実験場と位置付けることで、サービスロボットの市場投入を加速させる考えだ。
ハウステンボスならびにDMM.comとPwCコンサルティングの3社は2016年3月31日、ハウステンボス内で各種ロボットの実証実験を行うことで合意したと発表した。
DMM.comとPwCコンサルティングがロボットベンダーに働きかけてハウステンボス来場者のニーズに即したロボットの選定と導入、導入後の分析評価などを行う。PwCは得られた結果をロボットメーカーへフィードバックし、DMM.comは市場導入に向けた販売を支援する。2016年4月上旬にはロボットメーカーの公募を行う予定。
ハウステンボスはあくまで実証実験の場所を提供するものであり、3社の取り組みは多くの観光客が訪れるスペースを利用してのニーズ調査とニーズに見合うロボットの発掘・改良、さらにはロボットの活用範囲拡大が主目的となる。
ハウステンボスでは主な従業員が全てロボットという「変なホテル」を2015年7月17日に開業。2016年7月には料理長がロボットの「変なレストラン」や体験型ミュージアム&ショップ「ロボットの館」などで構成する複合施設「ロボットの王国」をオープンする予定だ。
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