ニュース
立ち乗り2輪「Winglet」でお台場散歩、トヨタらが実証実験
東京のお台場にて、トヨタの立ち乗り型パーソナル移動支援ロボット「Winglet」の公道実証実験が約1年間にわたって実施される。週末には一般向けの試乗会も開催の予定だ。
トヨタのパーソナルモビリティ「Winglet」を利用した公道での実証実験が、東京都の臨海副都心(お台場)にて開始される。2016年4月下旬より実施される予定で、一般を対象としての体験会も行われる。
Wingletは体重移動によって前後進と旋回が行える、立ち乗り型のパーソナル移動支援ロボット。現時点で公道(歩道)の走行は許可されていないが、既に茨城県つくば市や愛知県豊田市などの特区にて安全性や利便性を検証する実証実験が行われており、今回の実証実験もその流れを受けてのものとなる。
実証実験は2016年3月末から約1年間に渡って行われ、お台場という観光地において「パーソナルモビリティが歩行者と親和性を持つか」「観光資源となり得るか」などさまざまな可能性を調査検討する。
2016年4月末からは毎月2日程度、一般を対象とした体験試乗会を実施する。試乗については原付免許ならびにトヨタが発行する「Winglet Pass」(運転講習済み証)が必要で、Winglet Passはお台場「MEGA WEB」にて行われる運転講習の受講で取得できる。試乗会の参加費は無料。開催日ならびに募集受付方法など詳細はMEGA WEBのWebサイトにて告知される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- トヨタ、立ち乗り型移動支援ロボット「Winglet」の公道実証実験を開始
茨城県つくば市とトヨタ自動車は、「つくばモビリティロボット実験特区」において、トヨタが開発を進めている立ち乗り型パーソナル移動支援ロボット「Winglet(ウィングレット)」による歩道での公道実証実験を開始すると発表した。公道でのWingletによる実証実験は今回が初となる。 - 乗り物の挙動をIoTで可視化、ソフトバンクが「Internet of Moving Things」
ソフトバンクがパーソナルモビリティをIoTのエンドデバイスとする活用する「IoMT」事業を開始。第1弾として、瀬戸内海の豊島にて電動バイクレンタルサービスを開始する。 - Faraday Futureの電気自動車コンセプトはなぜ1人乗りなのか
米国ベンチャー企業のFaraday Futureは「2016 International CES」の開幕に合わせて、同社が今後開発していく電気自動車の基本コンセプトを示す「FFZERO1」を公開した。1人乗りのレースカーのような車両だが、そこには数多くのコンセプト詰め込まれている。 - ロボット技術応用、4つのモードに変形する近未来の足
アイシン精機と千葉工業大学 未来ロボット技術研究センターは、4つの形態に変形する、パーソナルモビリティ「ILY-A」を発表した。ロボット技術の応用により、人や障害物を認識して自動停止する機能も備える。