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Faraday Futureの電気自動車コンセプトはなぜ1人乗りなのか2016 CES(1/2 ページ)

米国ベンチャー企業のFaraday Futureは「2016 International CES」の開幕に合わせて、同社が今後開発していく電気自動車の基本コンセプトを示す「FFZERO1」を公開した。1人乗りのレースカーのような車両だが、そこには数多くのコンセプト詰め込まれている。

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 米国ベンチャー企業のFaraday Futureは2016年1月4日(米国時間)、消費者向けエレクトロニクス展示会「2016 International CES」(2016年1月6〜9日、米国ネバダ州ラスベガス)の開幕に合わせて、同社が今後開発していく電気自動車の基本コンセプトを示す「FFZERO1」を公開した。

Faraday Futureの「FFZERO1」
Faraday Futureの「FFZERO1」。レースカー風の1人乗り電気自動車だ(クリックで拡大) 出典:Faraday Future
「FFZERO1」のサイドビュー「FFZERO1」のリヤビュー 「FFZERO1」のサイドビュー(左)とリヤビュー(右)(クリックで拡大) 出典:Faraday Future

 FFZERO1の車両デザインを担当したのは、同社のHead of Global Designを務めるRichard Kim氏。「BMW i3」や「BMW i8」の外観デザインなどで知られる。

「FFZERO1」のデザインスケッチ
「FFZERO1」のデザインスケッチ(クリックで拡大) 出典:Faraday Future

 車両開発を手掛けたのは、同社研究開発/エンジニアリング担当シニアバイスプレジデントのNick Sampson氏である。Sampson氏は、Faraday Futureと同じ電気自動車ベンチャーのTesla Motors(テスラ)に在籍していたこともある技術者だ。

 FFZERO1は1人乗りの電気自動車でありフルカウルのレースカーのような外観になっている。走行中に車両内部に空気流を通して空気抵抗を減らす「Aerodynamic Tunnel」や、運転席から後方に向かって真っすぐ伸びるテイルフィンの存在もレースカーのような印象を持たせる一因になっている。

「FFZERO1」のフロントフェイス
「FFZERO1」のフロントフェイス。「Aerodynamic Tunnel」により、車両内部を空気流が通る構造になっている(クリックで拡大) 出典:Faraday Future

 車両性能も、4個搭載するモーターによって1000hp以上の最高出力を発揮し、時速0〜100kmの加速時間は3秒以内、最高速度は時速200マイル(約320km)に達するなど、スポーツカーやスーパーカーで重視される性能値のみが公表されている。

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