ホンダの高級SUV「アキュラMDX」のフロントグリルは「ダイアモンドペンタゴン」:ニューヨークモーターショー2016
ホンダは、「ニューヨークモーターショー2016」において、アキュラブランドのクロスオーバーSUV「MDX」のマイナーチェンジモデルを公開。アキュラブランドが新たに打ち出したデザインの方向性を反映し、「ダイアモンドペンタゴン」と呼ぶフロントグリルをなどを採用している。
ホンダは2016年3月23日(米国時間)、「ニューヨークモーターショー2016」(一般公開日:同年3月25日〜4月3日)において、アキュラブランドのクロスオーバーSUV「MDX」のマイナーチェンジモデルを公開した。アキュラブランドが新たに打ち出したデザインの方向性を反映し、「ダイアモンドペンタゴン」と呼ぶフロントグリルをなどを採用している。
従来のMDXのパワートレインに採用されていたのは、排気量3.5l(リットル)のV型6気筒直噴エンジンと9速ATの組み合わせだ。今回のマイナーチェンジでは、「レジェンド」や新型「NSX」に採用している3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」も加わった。MDXのSH-AWDの構成は、排気量3.0lのV型6気筒エンジンと7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)で、最高出力は既存のガソリンエンジンモデルの290HP(216kW)に対して325HP(242kW)を達成した。
外観デザインは、2016年1月の「デトロイトモーターショー2016」で公開したコンセプトカー「Acura Precision Concept」で示された方向性に合わせて刷新された。フロントグリルやスポーティーさを強調するシャープなフロントフェイスなどにより「ラグジュアリーSUVにふさわしい、より一層洗練されたデザインになった」(同社)としている。
北米での発売はガソリンエンジンモデルを2016年夏に、ハイブリッドモデルを2016年後半に投入する予定。現行モデルと同じ米国アラバマ工場に加え、2017年初頭からはオハイオ州のイーストリバティ工場での生産も行う。
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