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マツダ「ロードスターRF」の電動ハードトップ、開閉速度は従来モデルと同等!?ニューヨークモーターショー2016

マツダは、「ニューヨークモーターショー2016」(一般公開日:3月25日〜4月3日)において「Mazda MX-5 RF(日本名:マツダ ロードスター RF)」を世界初公開する。2015年6月に発売された4代目ロードスターのグレードにリトラクタブルハードトップモデルとして追加される。ソフトトップと同等の荷室容量を確保するとともに、走行中の開閉にも対応した。

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 マツダは2016年3月23日、「ニューヨークモーターショー2016」(一般公開日:3月25日〜4月3日)で「Mazda MX-5 RF(日本名:マツダ ロードスター RF)」を世界初公開すると発表した。2015年6月に発売された4代目ロードスターのリトラクタブルハードトップモデルとして追加される。ソフトトップと同等の荷室容量を確保するとともに、走行中の開閉にも対応した。

「ニューヨーク国際自動車ショー」で世界初公開する「Mazda MX-5 RF(日本名:マツダ ロードスター RF)」
「ニューヨーク国際自動車ショー」で世界初公開する「Mazda MX-5 RF(日本名:マツダ ロードスター RF)」 (クリックして拡大) 出典:マツダ

 ロードスターシリーズのうち、ハードトップモデルは3代目から設定されている。

 ロードスター RFは、現行のソフトトップモデルと同等となる130l(リットル)の荷室容量を実現した。現行のロードスターの荷室は、3代目と比較して底部の前後長を35mm、深さを36mm拡大し、機内持ち込みサイズのキャリーバックを2個積載できる容量となっている。

現行ロードスターの荷室。キャリーバックは機内持ち込みサイズなら2個積める
現行ロードスターの荷室。キャリーバックは機内持ち込みサイズなら2個積める (クリックして拡大) 出典:マツダ

 3代目ロードスターも、ハードトップとソフトトップで同じ荷室容量を確保していた。3代目のハードトップモデルは、ホイールベースの間のシートバックスペースにルーフを収納するソフトトップと同じ構造とし、荷室容量を犠牲にせず素早いルーフの開閉を実現した。

現行ロードスターのソフトトップの構造
現行ロードスターのソフトトップの構造 (クリックして拡大) 出典:マツダ

 他社のハードトップモデルはトランク内にルーフを収納するため、モデルによってはルーフ収納時に荷室容量の9割が犠牲になるという。

ルーフ開閉時間は最速を維持できるか

閉じ開けソフトトップ ロードスター RFのルーフを閉じた様子(左)と開けた様子(中央)。ソフトトップを開けた場合の後姿(右) (クリックして拡大) 出典:マツダ

 3代目ロードスターのハードトップモデルのルーフ開閉は停車中に行う必要があったが、ロードスター RFは時速10km以下という制限つきではあるものの走行中にルーフの開閉が可能になる。

 3代目ロードスターのハードトップモデルはルーフ開閉時間が12秒で、発売した2006年当時は市販の電動ハードトップモデルの中で最速だった。2014年発売のダイハツ工業の軽オープンカー「コペン」のルーフ開閉時間は20秒だ。ロードスター RFのルーフ開閉時間は現時点では非公表となっている。

「ロードスター RF」のリトラクタブルハードトップが展開する様子「ロードスター RF」のリトラクタブルハードトップが展開する様子「ロードスター RF」のリトラクタブルハードトップが展開する様子 「ロードスター RF」のリトラクタブルハードトップが展開する様子(クリックで拡大) 出典:マツダ
「ロードスター RF」のリトラクタブルハードトップが展開する様子「ロードスター RF」のリトラクタブルハードトップが展開する様子「ロードスター RF」のリトラクタブルハードトップが展開する様子 「ロードスター RF」のリトラクタブルハードトップが展開する様子(クリックで拡大) 出典:マツダ
「ロードスター RF」の紹介映像(クリックで再生) 出典:マツダ

 ロードスター RFのパワートレーンは、排気量1.5lと排気量2.0lのガソリンエンジンを市場ごとに適切なラインアップで展開する。北米仕様車は排気量2.0lのガソリンエンジンを搭載する。日本では現行のソフトトップモデルは排気量1.5lのガソリンエンジンを搭載している。

ソフトトップにもこだわりがある

 現行ロードスターのソフトトップは、開閉時の操作荷重を3代目と比較して半減し、ルーフを閉める際の操作性を向上した。また、開閉時に肩を動かしやすいシートの設計となっている。ソフトトップとハードトップ、どちらのロードスターも手軽に楽しめるオープンカーを目指している。

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