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多層電子基板絶縁フィルムシートの自動搬送検査システムを発売:FAニュース
リコーインダストリアルソリューションズは、多層電子基板絶縁フィルムシートの搬送・検査・仕分け・積載を自動化したシステム「RICOH TL」シリーズを開発した。
リコーインダストリアルソリューションズは2016年2月15日、多層電子基板絶縁フィルムシートの搬送・検査・仕分け・積載を自動化したシステム「RICOH TL」シリーズを発売した。搬送の自動化に加え、欠陥検査や色相/色ムラ検査、サイズ計測機能も搭載している。
RICOH TLシリーズは、同社がこれまで培ってきた高速印刷機の紙搬送技術を活用。絶縁フィルムシートのさまざまなサイズや厚さに対応し、従来は手作業だった搬送検査の自動化を可能にした。
また、画像処理部に同社独自の画像処理チップを搭載し、画像の高速取り込みや高速処理に対応した。さらに、カラーCCDを採用。RGBデータを活用し、シート内/ロット内の微妙な色相変化を捉えることができる。シートの色に応じた欠陥検出のRGBプレーンを選択すれば、欠陥検出の精度も向上するという。
対応シートサイズは250×250mm〜550×650mm、対応厚みは0.04〜0.2mmで、検査・員数・整列のタクトタイムは1シート2秒。絶縁フィルムのほか、機能性フィルム用基材のPETフィルム、TACフィルム、機能性フィルムの反射防止フィルム、偏光フィルム、不織布や紙などにも対応する。
価格はオープンとなっている。
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