ニュース
カスタム仕様のボールねじをWeb発注できる即納システムが稼働開始:FAニュース
日本精工は、ボールねじ即納システム「CLICK!SPEEDY」を提供開始した。ボールねじ発注の工程を大幅に削減し、カスタム仕様のボールねじをWeb上ですぐに注文できる。注文から出荷までの期間が2週間に短縮した。
日本精工は2016年2月9日、ボールねじ即納システム「CLICK!SPEEDY」を同年1月から提供開始したと発表した。
CLICK!SPEEDYは、販売店向けの専用ウェブサイトで、ボールねじを発注する際の利便性を大幅に向上させたシステムだ。これまでリニアガイドを対象としていたが、対象製品をボールねじに拡充した。
ユーザーの多様なニーズに合わせて、規格や寸法に細やかな加工が求められるボールねじは、これまで発注から納品まで3週間から3カ月程度の期間を要していた。
CLICK!SPEEDYは、発注までの工程を削減することで、発注者の負担を軽減。製品の仕様確定、在庫確認、見積もり、納期回答までをWeb上で即座に対応し、カスタム仕様のボールねじを注文することができる。また、専用の在庫を持ち、軸端加工拠点での加工期間を最短にすることで、注文から出荷までの期間が2週間に短縮したという。
FAメルマガ 登録募集中!
FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。
ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 足し引き自在で効果は無限大! 金属3Dプリンタと切削加工の複合機投入が本格化
「第27回日本国際工作機械見本市(JIMTOF 2014)」で大きな見どころの1つとなったのが、工作機械と金属3Dプリンタの複合機だ。金属を「足す」3Dプリンタと金属を「引く」切削加工機が組み合わさることでモノづくり現場にどういう価値をもたらすのだろうか。 - 「日本で作って世界で勝つ」――オークマが“夢工場”で描く未来とは
工作機械大手のオークマは2013年、本社敷地内で新工場を稼働させた。「Dream Site 1」と名付けられた同工場は、部品加工から完成品まで一貫生産しIT活用による“見える化”を推進したスマートファクトリーだ。オークマは“夢工場”でどういう未来を描いているのか。現地を訪ねた。 - 世界1位の工作機械メーカーが目指すインダストリー4.0
ドイツの国家プロジェクトである「インダストリー4.0」を筆頭に、世界で生産革新への取り組みが進んでいる。こうした動きを、工作機械の世界シェアトップで、“日独連合”企業であるDMG森精機はどう捉えているのか。DMG森精機 代表取締役社長の森雅彦氏が同社の経営戦略について語った。 - 好況に沸く工作機械メーカーは盤石か!? 課題は営業力にあり
企業再生請負人が製造業の各産業について、業界構造的な問題点と今後の指針を解説する本連載。今回はリーマンショック前の勢いを取り戻しつつある日系工作機械メーカーの動向と課題について取り上げる。 - 微細加工は腕自慢じゃない。飯の種なんだ
設計者が通常、直接見る機会を得づらいだろう加工の現場を取材していく。自分の設計した部品が、いったいどのような方法で具現化されているのか、実感するためのヒント提供はもちろん、モノづくりの純粋な楽しさも伝えられれば幸いだ。(編集部)