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東芝のB2B向けウェアラブル端末が発売中止に、事業見直しの一環で
東芝は2016年2月29日よりの販売を予定していたメガネ型ウェアラブル端末「Wearvue(ウェアビュー)TG-1」の発売及び開発中止を決定した。
東芝は2016年2月22日、同年2月29日よりの販売を予定していたメガネ型ウェアラブル端末「Wearvue(ウェアビュー)TG-1」の発売及び開発中止を決定した。
これは不正会計問題をきっかけにした「新生東芝アクションプラン」における実行施策である「事業ポートフォリオ及び事業運営体制の見直し」の一環として、決定したものとしている。同様の動きとしては、東芝メディカルシステムズを中核とするヘルスケア事業の体制見直しも既に発表されている。
「Wearvue TG-1」は本体約50グラムと軽量で、接客業務への利用も考慮した「メガネとして自然なデザイン」(同社)を採用。単眼式の投影画面は側方後方に位置するために視野角が広く確保でき、倉庫内での検品やコールセンターと接続してのフィールドサポート、スタジアムでの競技データ表示など、さまざまな用途への適用を提案していた。
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