ニュース
Arduinoで加速度や気圧を測定、8つのセンサーを搭載できるセンサーシールド
ロームが最大8つのセンサーを搭載できるセンサーシールド「SensorShield-EVK-001」を販売開始した。Arduinoやmbedで、ローム製センサーの評価と試作が手軽に行える。
ロームは2016年2月16日、最大8種類の情報を測定できるセンサーシールド「SensorShield-EVK-001」を販売開始したと発表した。チップワンストップでの、センサー8種類とセンサーシールドの評価キット販売価格は1万4700円。
新製品はArduinoやLazurite、mbedなどに装着する拡張ボードへ任意のセンサーを最大8個まで取り付けることのできるセンサーシールド。対応するセンサーは現在、加速度(KX022-1020)、気圧(BM1383GLV)、地磁気(BM1422GMV)、照明近接(RPR-0521RS)、カラー(BH1745NUC)、磁気(BD7411G)、温度(BD1020HFV)、紫外線(ML8511)が用意されており(カッコ内は品番)、ジャイロと10軸モーションも開発中だ。
広く利用されているArduinoやmbedにさまざまなセンサーを接続することが可能となるため、IoT機器の試作や開発に活用できる。各センサーを利用するためのサンプルコードやマニュアル、データシートは同社Webサイトにて公開されている。
関連記事
- OpenCL開発をバックアップ、「Cyclone V」搭載の開発ボード
マクニカが「Cyclone V SoC」を搭載した開発ボード「Mpression Sodia」を発売する。OpenCLなどを利用した組み込み向け画像処理プラットフォームとしての柔軟性を有し、サンプルデザインも公開される。 - マブチモーターをArduinoで制御する
「マブチモーター」でもおなじみ「直流ブラシ付きモーター」は安価で入手性もよいモーターです。これをArduinoで制御するとしたら、何を理解して何を用意して、どんなプログラミンが必要でしょうか。実験します。 - 通信料込みで年5000円以下、さくらインターネットがIoTに本気出す
さくらインターネットが、通信モジュールを含む通信環境と閉域網を一体提供する「さくらのIoT Platform」を開始する。2年程度のネットワーク利用料金を含んだ通信モジュールを1万円以下にて販売し、「センシングデータを閉域網に預け、新たな価値を生み出す」モデルの構築に挑む。 - Raspberry PiにAllJoynを移植して、IoTを自作する
「いろいろなデバイスがシームレスにつながり、簡単に操作できる」――IoTが目指すその姿を、Raspberry Piと機器相互接続フレームワーク「Alljoyn」で自作してみましょう。 - 「世界最小クラス」の3G通信モジュール、タブレイン
タブレインがArduino互換機やRaspberry Pi、mbedなどで動作する3G通信モジュール「3GIM V2.0(NEO)」を発売する。「WAN通信モジュールとしては世界最小クラス」(同社)だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.