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OpenCL開発をバックアップ、「Cyclone V」搭載の開発ボード
マクニカが「Cyclone V SoC」を搭載した開発ボード「Mpression Sodia」を発売する。OpenCLなどを利用した組み込み向け画像処理プラットフォームとしての柔軟性を有し、サンプルデザインも公開される。
マクニカが「Mpression」ブランドの新製品として、アルテラ「Cyclone V SoC」を搭載した開発ボード「Mpression Sodia」を2016年3月1日より販売開始する。価格は9万9800円(税別)。
新製品はCyclone V SoCとして最大(11万)のロジックエレメントを持つD6を採用し、FPGA領域にDDR3メモリを持つなど画像処理に適したスペックを持ち、OpenCLを利用した画像処理などの開発に適する。
アルテラのCyclone V SX SoC 開発ボードと互換性を持つ同社製品「Helio」の上位機種に位置付けられており、HPS周辺機能を継承し、ソフトウェア互換性も有する。ボードにはDVI出力を備えており、ドーターカードの設置によりDisplay Port/HDMI/SDI/LVDS/MIPI DSI/V-by-One HSなどのインタフェースを最大2系統まで拡張することもできる。
RocketBoards.orgにはレファレンスデザインやデモデザインを掲載するとしており、第一弾はビデオ監視への用途を想定した3G SDI to LVDS/DVIマルチパネル出力デザインが予定されている。静止画スライドショー用Open CLデザインや音声入力デザインなどもリリースされる。
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