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「Raspberry Pi Zero」で自分だけのアメダス(的な測定器)を作ろう(2/5 ページ)

小さな5ドルマイコン「Raspberry Pi Zero」。小型なのでいろいろな用途に使えそうなので、今回はこれを気圧・温湿度計にしてみます。モバイルバッテリーと無線LANアダプターを用意しておけば、簡易的な無人測定器としての利用が可能となります。

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ブレッドボードで動作テスト

 さて、構成も決まったことですので、早速、製作に入りたいと思いますが、いきなりのはんだ付けには入らず、まずはブレッドボードで動作を確認することにしましょう。

 利用するセンサーモジュールは3.3Vで駆動させますので、モジュールの「VDO」端子をGPIOの1番ピンにつなぎます。Raspberry PiでI2C用に用意されているのは3番ピンと5番ピンなので、3番ピンの「SDA」にセンサーモジュールの「SDI」、5番ピンの「SCL」にモジュールの「SCK」をつなぎます。

 センサーモジュールの残りの端子ですが、「GND」と「SDO」はGPIOの9番ピン「GND」に、「CBS」は1番ピンにつないでおきましょう。つなぐと分かりますが、今回はGPIOの向かって左側、上から5本のピンを使うことになります。

ブレッドボード上に接続したセンサーモジュール
ブレッドボード上に接続したセンサーモジュール

 ハードウェアはこれで準備が整いました。次はソフトウェアの準備です。I2Cを使うためのライブラリ「i2c-tools」をインストールします。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install i2c-tools

 インストールしたらI2Cデバイスとして認識されているかチェックします。

$ sudo i2cdetect -y 1

 しかしなぜでしょうか。したのようなエラーメッセージが表示されてしまいます。

Error: Could not open file `/dev/i2c-1' or `/dev/i2c/1': No such file or directory

 調べてみると、Raspberry Piのフォーラムに解決法がありました。ファームウェアアップデート時の不具合が原因のようです。「Model A & B users should add this to /boot/config.txt」とありますので、config.txtに以下の行を追加します。

device_tree_param=i2c1=on
device_tree_param=spi=on

 追加したら再起動します。今度はちゃんと動くでしょうか。

pi@Raspberrypi:~ $ i2cdetect -y 1
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 この表示が出れば無事認識されたことになります。

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