ニュース
川崎から北米へ――自動車のアクスル部品を初供給:工場ニュース
三菱ふそうトラック・バスは、同社の川崎工場から、北米のダイムラー商用車ブランド「フレートライナー」向けのアクスル部品を初供給することを発表した。
三菱ふそうトラック・バスは2015年12月15日、同社の川崎工場から、北米のダイムラー商用車ブランド「フレートライナー」向けのアクスル部品を初供給すると発表した。初回出荷は12月を予定している。
同工場が生産するのはアクスル部品の一部で、ファイナルドライブを構成するギアセット。この部品は、現在ダイムラーのドイツ工場、ブラジル工場およびグループ会社の米国工場で製造されている。今回、ダイムラー商用車部門の北米での需要増加を受けて、川崎工場でも生産を開始した。年間生産量は6000セットになるという。
同工場で機械加工をしたギアセットは、北米の工場でアクスルに組み立て、フレートライナーの工場で車両に取り付けられる。
同社では、同月11日に初出荷を記念するセレモニーを開催。「ギアセットの生産には高い機械加工・研磨技術が必要とされる。川崎工場での“ものづくり”が、ダイムラーグループで評価された結果だ」としている。
FAメルマガ 登録募集中!
FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。
ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 新型「プリウス」は目標燃費40km/lをどうやって達成するのか
2015年12月に発売予定の新型「プリウス」に搭載される新技術が発表された。JC08モード燃費40km/l(リットル)を目標に開発されている新型プリウスだが、エンジンやモーターの改良の他にもさまざまな技術を積み重ねることでその目標を実現しようとしている。 - 大丈夫。その失敗は必ず来年へつながるよ!
お待たせ! 「明るく楽しいモノづくり」を提唱するコンサルタント 関伸一氏の学生フォーミュラ観戦記の2回目をお届け! さて今回の4校はどこ? シンクフォーの山下祐氏もまた登場。 - ぬかるみで片輪が空回り! デフのおせっかい
左右のタイヤの回転数を上手に振り分けるディファレンシャル。でも路面抵抗が極端に低い状態になると? - 「レクサスRC」のハイブリッドモデルが日本市場だけで売られる理由
初代「プリウス」が1997年に発売されてから17年。もはや特別な存在ではなくなったハイブリッド車について、新型「アルファード/ヴェルファイア」と「レクサスRC」のハイブリッドモデルから、筆者の今井優杏氏が国内市場での売れ行きを考察する。 - 三菱ふそうがクレーン4基搭載の大型トラックを出展、その名も“スパイダー”
三菱ふそうトラック・バスは、「東京モーターショー2015」において、ナックルブームクレーンを4基搭載した「Super Great V “SPIDER”」や小型トラック「Canter 電気供給車」などを展示する。