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最大加工径Φ920mm/最大加工長さ2000mmのCNC旋盤を発売FAニュース

DMG森精機は、CNC旋盤「NLX6000」シリーズの心間2000タイプ9機種を発売した。最大加工径Φ920mm、最大加工長さ2000mmの大径・長尺ワーク加工に対応する。

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 DMG森精機は2015年12月14日、CNC旋盤「NLX6000」シリーズの心間2000タイプを発売した。主軸貫通穴径Φ185mmのBタイプ、Φ285mmのCタイプ、Φ375mmのDタイプに、それぞれ2軸旋削仕様/MC仕様/Y仕様をそろえ、計9機種を追加した。

 今回発売された心間2000タイプは、X・Y・Z軸にすべり案内を搭載している。また、X軸にΦ50mmの大径ボールねじを採用し、振動減衰性と動剛性、送り剛性を向上させた。高剛性な構造としたことで、超重量級のワーク加工にも対応できる。

 刃物台には、最大12本の工具の取り付けが可能。台内部にモータを組み込んだビルトインモータ・タレットを採用し、発熱や振動を抑制している。これにより、従来機の刃物台に比べ、ミーリングの加工精度が向上した。

 ミーリングの切削能力は、40番テーパのマシニングセンタと同等以上の性能を備え、回転工具主軸の最大トルクは117N・m(10%ED)。主軸は、標準仕様で出力45/37kW、トルクはDタイプが1万2082N・mとなっている。

 熱変位制御として、主軸用モータやビルトインモータの周囲にオイルジャケット冷却を設けて温度上昇を抑制している。主軸台やZ軸ボールナット周辺の発熱源にも冷却システムを設置し、長時間の高精度加工を可能にした。オプションで、0.01μmの分解能を持つABS磁気式リニアスケールを搭載した、ダイレクトスケールフィードバックシステムを装備できる。

 最大加工径はΦ920mm、最大加工長さは2000mmで、航空機部品やエネルギー分野での大径・シャフトワーク加工に対応するという。

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