日産の自動運転は“心地よい”、コンセプトEV「Nissan IDS Concept」:東京モーターショー2015(3/3 ページ)
日産自動車が東京モーターショー2015で自動運転技術のコンセプトEV「Nissan IDS Concept」を世界初公開。「ニッサン・インテリジェント・ドライビング」という同社の自動運転車コンセプトを具現化。“人にとって心地よい”自動運転とは?
新しい価値観を具現化したTEATRO for DAYZ
新時代の若いカスタマーに対してクルマの新たな価値を提案するのが、同時に世界初公開となった軽自動車タイプのEVコンセプトカー「TEATRO for DAYZ(テアトロ for デイズ)」だ。
2020年以降に運転免許を取得する世代=Share Nativesは、これまでとは全く異なる価値観をクルマに求めているとし、TEATRO for DAYZにはその新しい価値観を具現化した機能を搭載している。
「インターネット、電子メール、モバイルデバイス、SNSなどに囲まれて育ったShare Nativesは常にインターネットにつながっており、自身の経験や体験を友人などとシェアしたい要求が非常に強い」(ゴーン氏)
「真っ白なキャンバス」をコンセプトとしたTEATRO for DAYZはインテリアを白一色で統一し、インストルメントパネルやシート/ドアトリムがキャンバスとなってさまざまな映像や模様などを映し出す(TEATRO for DAYZの詳細はこちらの記事を参照)。
東京モーターショー2015の日産ブースではこの他、「フランクフルトモーターショー2015」で初公開した「ニッサン グリップス コンセプト」や、レースゲーム「グランツーリスモ6」向けのコンセプトカー「ニッサン コンセプト2020 ビジョン グランツーリスモ」の最新バージョンなどが展示されている。
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