連載
UMLやSysMLを活用できないエンジニアのための実践的活用術(後編):プロジェクトを成功させるモデリングの極意(2)(3/3 ページ)
前編では「モデル」の目的とその効果、具体的なモデル手法について代表的なものを説明しましたが、後編ではその手法を実践するツールを紹介します。
モデラーへの長い道(第1回)
毎回の連載記事の最後に、この回で触れてきたキーワードや教訓を、モデラーへの長い道としてまとめます。詳細は本文を見てください。
- モデルとは捨てること
- モデルの目的を見失うな
- コード中心からモデル中心へ
- モデルは分かりやすさが一番
- モデリングはバランスが大事
- モデリングでは隠れたものを見破れ
- モデルはコンパクトに描け
- モデリングは適材適所で
- 手法やツールに振り回されるな
- モデラーはツールを選べ
次回は UMLとSysMLの欠点とそれを解決するコツから、ソフトウェア開発プロセスでどの工程のときにどんなモデリングをどんな目的でどの程度の粒度で行うか、アジャイル開発や擦り合わせ開発、派生開発などでモデリングはどうなっているのかなど、今回のモデリングの基礎の続きとして、モデリングを俯瞰していきます。
著者プロフィール
五味弘(ごみひろし)
OKI(沖電気工業) シニアスペシャリスト、エバンジェリスト。博士(工学)。
ソフトウエアの開発支援・教育に従事。電子情報振興協会(JEITA)専門委員会の委員長や情報処理振興機構(IPA/SEC)などの委員多数。三重大学などの非常勤講師も務める。エンタープライズ系と組み込み系におけるソフトウエア開発の知見融合が関心事。
共著書に『定量的品質予測のススメ』(オーム社、2008年)、『プログラミング言語論』(コロナ社、2008年)などがある。
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