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オムロンが米国の産業用ロボットメーカーを買収、自動化領域の拡大を推進産業用ロボット

オムロンはビジョンセンサー技術やロボット制御技術を強みとする米国の産業用ロボットメーカー「アデプト テクノロジー」を買収する。

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 オムロンは2015年9月16日、ビジョンセンサー技術やロボット制御技術を強みとする産業用ロボットメーカー「アデプト テクノロジー(Adept Technology、以下アデプト社)」を買収することを発表した。

 アデプト社は、米国を拠点とする産業用ロボットメーカーで、製造業の多様なニーズに対応できる幅広い品ぞろえとともに、多様なロボットを制御する技術や、ロボットの目となるビジョンセンサー技術を保有していることを強みとしている。ロボット制御技術では、高速性と滑らかな軌跡制御の両方を実現する技術を持ち、繰り返し精度において業界最速の性能を実現しているという。

 今回の買収により、オムロンが展開するインダストリアルオートメーション領域におけるILO+S(インプット、 ロジック、アウトプット+セーフティ)に、R(ロボット)を加え「ILO+S+R」として、同一プラットフォーム上での制御を実現し、製造業のモノづくりの工程における自動化領域の拡大を推進していく。

 買収は、株式公開買付を通じて行い、続いて合併を実施することで、アデプト社を完全子会社化する。オムロンは1株当たり13ドルでの購入をアデプト社の株主に提案するとしており、公開買付は2015年9月23日(米国時間)に開始した。

 オムロンは2015年7月にも米国のモーション制御機器メーカーである「デルタ タウ データ システムズ」の買収を発表※)しており、「自動化」の領域拡大とともに、グローバルでの販売拡大を推進していく姿勢を示している。

※)関連記事:オムロンが米モーション制御機器メーカー買収、商品構成と顧客層を強化

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