トヨタの小型ハイブリッドクロスオーバー「C-HR」、2016年3月に市販車を公開:フランクフルトモーターショー2015
トヨタ自動車は、「フランクフルトモーターショー2015」において、2014年9月の「パリモーターショー2014」で公開したコンパクトクロスオーバーのコンセプトカー「TOYOTA C-HR Concept」の5ドア仕様を出展する。さらに、2016年3月開催の「ジュネーブモーターショー2016」では、市販モデルを公開する予定だ。
トヨタ自動車は2015年9月15日、「フランクフルトモーターショー2015」(一般公開日:9月17〜27日)において、2014年9月の「パリモーターショー2014」で公開したコンパクトクロスオーバーのコンセプトカー「TOYOTA C-HR Concept(以下、C-HRコンセプト)」(関連記事:トヨタの小型クロスオーバーSUV「C-HR Concept」、モチーフはダイヤモンド)の5ドア仕様を出展すると発表した。
C-HRコンセプトは、トヨタ自動車が提案する新世代のコンパクトクロスオーバー車である。デザインは、ダイヤモンドをモチーフにした軽快さと力強さを大胆に融合したスタイリングを実現したという。フロントフェイスには、「知的で明晰な印象を与える」(同社)とする「キーンルック」を作用し、その構成要素でもあるアンダーグリルを強調した「アンダープライオリティ」など、同社独自のデザイン表現にさらなる進化を与えることで、個性を際立たせたとしている。今回の5ドア仕様では、より市販化に近づけたデザインスタディとして、ブラックルーフ化を含めてボディカラーを変更している。
車両のモジュール化などによって部品の共通化を進める「Toyota New Global Architecture(TNGA)」によって、ボディ剛性の追求と、操縦安定性・乗り心地の向上を目指す。また、パワートレインについては、「エンジンの最大熱効率40%以上を追求するとともに、モーター、電池などハイブリッドシステムのコンパクト化・軽量化を図り、一層の低燃費実現を目指す」(同社)としており、2015年9月に発表された4代目「プリウス」と同じハイブリッドシステムを搭載することになりそうだ。
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