ニュース
自動車、農業、メンタルヘルスもIoTで、日本IBMがベンチャー5社を支援:ベンチャーニュース
日本IBMは同社が2014年9月から展開している国内スタートアップ企業の支援プログラム「IBM BlueHub(ブルーハブ)」で、第2期プログラムにて支援する企業を発表。IoT(モノのインターネット)に関連する事業に取り組む5社が選定された。
日本IBMは2015年9月11日、同社が展開している国内スタートアップ企業の支援を目的としたインキュベーション・プログラム「IBM BlueHub(ブルーハブ)」において、第2期プログラムで支援を行う企業を発表した。
IBM BlueHubは日本IBMがパートナー企業とともに2014年9月から開始しているプログラムで、日本の長期的な成長と競争力に貢献するスタートアップ企業の事業化を支援している。第1期はビッグデータをテーマに5社を選定していた。今回の第2期ではIoT(モノのインターネット)をテーマにしており、エントリーした51社の中から以下の5社が選ばれている(カッコ内は事業領域)。
- TRi-Meal(オートモーティブとIoT)
- Residence(VISA代行申請とアナリティクス)
- テクニコル(メンタルヘルスとIoT)
- Fictbox(仮想現実とビッグデータ)
- 笑農和(農業とIoT)
日本IBMは、2016年上半期に第2期支援企業の取り組みの詳細を発表するとしている。また同社は2015年9月10日に、IBM BlueHubに協力するパートナー企業として、IMJ Investment Partners、トーマツ ベンチャーサポート、スカイランドベンチャーズの3社が新たに加わることも発表。既にパートナー企業となっているサムライインキュベート、ツクルバ、サイバーエージェント・クラウドファンディングとともに。6社の協力体制でプログラムを推進するとしている。
関連記事
- 成長に合わせたサポートを――日本IBMがスタートアップ企業を支援
日本IBMは日本国内のスタートアップ企業の支援を目的とするインキュベーション・プログラム「BlueHub」を開始すると発表。同社とベンチャーキャピタルのサムライインキュベート、会員制シェアワーキングスペースの運営を手掛けるツクルバが協力し、スタートアップ企業にシェアオフィスの提供や起業相談、ワークショップの共同開催といった支援を行う。 - オープンイノベーションとはいうけれど、大手と組んで秘密は守れる?
オープンイノベーションやコラボレーションなど、社外の力を活用したモノづくりが、かつてないほど広がりを見せています。中小製造業やモノづくりベンチャーでも「大手製造業と手を組む」ことは身近になってきました。でも、ちょっと待ってください。その取引は本当に安全ですか。本連載では「正しい秘密保持契約(NDA)の結び方」を解説していきます。 - 世界初の後付けスマートロックロボが“卒業”、4億5000万円を資金調達
世界初(同社)の後付けスマートロックロボット「Akerun」を開発しているフォトシンスは、ジャフコ、YJキャピタル、ガイアックス、ベータカタリストの4社から第三者割当増資による資金調達の実施を発表した。調達金額は総額4億500万円だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.