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イタリアの業務用空調事業会社を子会社化、チラー事業に本格参入製造マネジメントニュース

三菱電機は、De’Longhi Industrialと、イタリアの業務用空調事業会社であるDeLclimaの発行済み株式の約74.97%を取得する株式譲渡契約を締結した。株式取得後は、残りの約25.03%を公開買い付けし、完全子会社化する。

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 三菱電機は2015年8月25日、De’Longhi Industrial(デロンギインダストリアル)と、イタリアの業務用空調事業会社であるDeLclima(デルクリマ)の発行済み株式の約74.97%を取得する株式譲渡契約を締結したと発表した。株式取得後は、残りの約25.03%を公開買い付けし、完全子会社化する。株式取得と公開買い付けによる取得価格総額は、約902億円になる予定だという。

 デルクリマは、傘下にClimaveneta(クリマベネタ)、RC Groupなどを保有し、チラー事業では欧州トップクラスのシェアを誇る。今回のデルクリマの買収により三菱電機では、省エネなどの高付加価値製品や環境規制への対応が求められる欧州市場で、チラー事業に本格参入し、環境規制(F-GAS規制)にも対応していく。

 さらに、欧州市場では今後もチラーの根強い需要が見込まれることから、チラーを主体に大型業務用製品のラインアップを拡大し、家庭用から大型業務用まで、総合的な空調冷熱システムの提供を行う。また、デルクリマのシステムソリューション力を生かしたソリューション型事業を推進すると同時に、中国などの海外拠点を活用したグローバル展開を強化するとしている。

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