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「仕込みiPhone」も受賞した文化庁メディア芸術祭は「モノづくり大歓迎」:文化庁メディア芸術祭(2/2 ページ)
「文化庁メディア芸術祭」と「DMM.make AKIBA」のコラボイベントが行われ、「handiii」や「仕込みiPhone」の開発者らが登壇し、モノづくりの現状と再評価について語りました。で、受賞したらどんなイイコトがあるの?
受賞したらどんなイイコトがあるの?
意外と気軽に応募してもいいらしい、文化庁メディア芸術祭。もし「受賞」となったらどんなメリットがあるのでしょうか。exiiiでデザインを担当する小西哲哉さんと、森翔太さんにお話を聞いたところ「とにかくいいことばかり」というお話が伺えました。
「僕らはhandiiiを知ってもらうため、いろいろな賞を応募していましたが、文化庁メディア芸術祭は特に受賞後の広がり広がりが強力だったように思います。『文化庁』とつくだけあって、知っている人も多いですし、他人に活動を説明する時も興味を持ってもらえることが増えました」(小西さん)。
「仕込みiPhone」で受賞となった森さんは「地元(鳥取)に帰った時、もうヒーローのように扱われました。受賞をきっかけに知ってくださった方々から仕事を頂けたり、交流会を通じてこれまで会うことが無かった方々と出会ったり……。作品説明は後付けでもいいぐらいで、とにかく作った作品は応募してみるといいと思います!」と受賞後の変化を語りました。
審査委員のおふたりいわく、「ヘボコンのような活動報告も大歓迎!」とのこと。文化庁メディア芸術祭は2015年9月9日まで作品を募集しています。MONOist読者の皆さんも、ぜひ気軽に応募してみてはいかがでしょうか。
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