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CESイノベーションアワードに輝く日本の家電ベンチャー、その製品開発戦略とはベンチャーニュース(1/2 ページ)

Cerevoはライブ配信機能を搭載するビデオスイッチャー「LiveWedge」を2015年1月27日より出荷すると発表。それに伴い開催された会見で、Cerevo 代表取締役 CEOの岩佐琢磨氏が登壇し、LiveWedgeの製品説明とともにCerevoのこれまでの歩みや今後の事業戦略について説明した。

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 Cerevo(セレボ)は2015年1月21日、東京都内で会見を開き、ライブ配信機能を搭載するビデオスイッチャー「LiveWedge」を同年1月27日より出荷すると発表した。LiveWedgeは、発売に先駆けて出展した消費者向けエレクトロニクスの総合展示会「2015 International CES」(2015年1月6〜9日、米国ネバダ州ラスベガス)において、「2015 CES Innovation Awards」を受賞している。会見にはCerevo 代表取締役 CEOの岩佐琢磨氏が登壇し、LiveWedgeの製品説明とともにCerevoのこれまでの歩みや今後の事業戦略などについて説明した。


“グローバルニッチ”戦略に手応え

カメラに接続すればPC不要でライブ配信が可能になる「LiveShell」(左)と「LiveShell Pro」(右)(クリックで拡大)

 Cerevoは、同社が“コネクテッド・ハードウェア”と呼ぶインターネット接続型家電の製造/企画を手掛ける2007年創業のベンチャー企業だ。これまで、ビデオカメラに接続すればPCを使わずにライブ配信が行える「LiveShell」や、さらに高画質な映像配信を可能にした「LiveShell Pro」など、ネットと家電を融合させたさまざまな製品を発表してきた。


Cerevo 代表取締役 CEOの岩佐琢磨氏(右)

 Cerevoはこうした製品を、近年より一層競争が激しさを増しているコンシューマー製品市場に向けてユニークなコンセプトで開発している。そのコンセプトとは、ニッチなニーズの製品をグローバルに展開する“グローバルニッチ”だ。岩佐氏は「Cerevoは、この値段/機能で市場に存在しておらず、誰もが使わないようなニッチな製品を開発している」と説明する。

 岩佐氏は会見で、LiveShellとLiveShell Proの販売状況などについて説明した。2012年に発売した両製品の累計出荷台数は約1万台で、LiveShellについては既に10回以上の再生産を行ったという。岩佐氏は、「LiveShellシリーズのような、世界でCerevoだけが作っているようなニッチ製品でも、世界中から欲しいというニーズがありビジネスとしてのポテンシャルを感じる。家電は発売から数年経過するともう売れないという製品も多いが、LiveShell Proは発売から3年たった今でも売れ続けている」とグローバルニッチという製品開発コンセプトへの手応えを語った。

大手メーカー出身のエンジニアが集結

 製品の販売地域については日本国内と海外がそれぞれ約50%ずつで、世界23カ国で販売している状況だという。岩佐氏は「数年前から海外での販売にシフトしたことで為替の変動による影響も抑えることができた」と語った。

製品は全世界23カ国で販売している。42人の社員の内、8割はエンジニアだという(クリックで拡大)

 岩佐氏はCerevoの人員体制についても説明を行った。同氏が「これまで10人規模の企業と伝えてきたがそうともいえなくなってしまった」と語るように、2015年1月の時点でCerevoの社員数は42人にまで増加。その内の8割がエンジニアで、ソニーやパナソニックといった大手家電メーカーから、トヨタ自動車、スズキといった自動車メーカーなど、さまざまなメーカー出身のエンジニアが集まったという。

 岩佐氏は「ここ数年は勝負をかけようと思い、急激に採用活動を加速させた。世界で戦うユニークな企業として、意欲あるエンジニアが多く集まってくれた。家電、自動車、玩具など、その出自を生かした各エンジニアの方のさまざまなモノづくりのノウハウを製品開発に活用している」と語った。

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