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製造設備・プラントの保全管理を効率化するソリューションを発売FAニュース

日立製作所は、製造設備やプラントの保全管理を効率化するソリューション「Hitachi Enterprise Asset Management」を発売した。設備資産に関する情報の可視化と予防保全業務の標準化が可能となり、設備稼働率の向上が期待できるという。

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 日立製作所は2015年7月31日、製造設備やプラントの保全管理を効率化するソリューション「Hitachi Enterprise Asset Management」(Hitachi EAM)を発売した。同ソリューションを導入することで、設備資産に関する情報の可視化と予防保全業務の標準化が可能となり、設備稼働率の向上が期待できるという。

 近年、先進国の企業では、製造設備やプラントの老朽化により、保全・補修コストの抑制や稼働率向上に向けた設備管理の効率化が課題とされている。今回発売されたHitachi EAMは、設備管理に関する情報の可視化と業務プロセスの標準化により、企業設備管理の最適化を支援するものとなる。対象別に、製造設備・プラント向けの「Hitachi EAM for Asset Reliability」と、火力発電プラント向けの「Hitachi EAM for Thermal Power Plant」の2種をそろえた。

 Hitachi EAM for Asset Reliabilityでは、既存の設備・資産管理システムに、設備データメンテナンス(ADM)・設備保全計画(ASM)・設備状態管理(ARM)・設備点検管理(AIM)の4つの個別ツールを追加。これにより、製造設備・各種プラントの予防保全業務の計画策定・意思決定・点検作業を支援する。

 また、Hitachi EAM for Thermal Power Plantは、火力発電プラントへの迅速な設備管理システムの導入を支援するもので、導入時に既存の業務プロセスに適合するよう、追加のカスタマイズもできる。カスタマイズにより、設備管理、作業管理、契約管理、在庫管理、調達管理などの各業務機能の統合管理が可能になるという。

 価格は、Hitachi EAM for Asset ReliabilityのADMが10万円/ユーザー・年、ASMとARMがセットで30万円/ユーザー・年、AIMが5万円/ユーザー・年、Hitachi EAM for Thermal Power Plantが26万円/ユーザー・年。提供は、ADM/AIMが2015年8月5日、ASM/ARM/Hitachi EAM for Thermal Power Plantが10月からとなる。

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「Hitachi Enterprise Asset Management」の構成イメージ

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