日立製作所は2014年4月1日付で、日立製作所と5つのグループ会社に分散している産業分野向け情報制御ソリューション・セキュリティシステム事業およびプリント基板製造事業を、再編・集約する。これは、インフラシステム事業の強化・拡大を目的としたもの。2014年1月30日に吸収分割契約が締結された。
具体的には、会社分割により、日立のインフラシステム社のセキュリティシステム開発・設計事業およびプリント基板製造事業、日立水戸エンジニアリングと水戸エンジニアリングサービスのプリント基板製造事業およびセキュリティシステム設計・製造事業を、日立情報制御ソリューションズに移管・統合する。
また、日立情報制御を存続会社とし、組み込みシステムの開発・設計事業を展開する日立アドバンストデジタル、情報制御システムの開発・設計事業の茨城日立情報サービスを合併する。この新会社には、日立のインフラシステム社の産業分野向け情報制御システム開発・設計部門のリソースを集約させることで、運営を一体化させる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- なぜ今、制御システムセキュリティがアツいのか?
なぜ今制御システムセキュリティが注目を集めているのか。元制御システム開発者で現在は制御システムセキュリティのエバンジェリスト(啓蒙することを使命とする人)である筆者が、制御システム技術者が知っておくべきセキュリティの基礎知識を分かりやすく紹介する。 - 日立、産業機械メーカー向けM2Mクラウド型保守・設備管理サービスの外販開始
日立製作所は、自社製品を対象に展開してきたM2Mクラウド型機器保守・設備管理サービス「Doctor Cloud」を、国内外の産業機械メーカー向けに外販することを決めた。 - 業種・業務別に体系化〜日立3社が基幹業務ソリューション「FutureStage」
日立製作所、日立ソリューションズ、日立システムズの3社が製品群を統合。業種や業務別に体系化した製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage」として販売を開始する。 - あなたの工場はこうやって襲われる! ――標的型攻撃の典型パターンとは?
JPCERT コーディネーションセンターと経済産業省は「制御システムセキュリティカンファレンス」を開催した。今回はその中から、最近のセキュリティ脅威の状況がどのように制御システムの危機につながるのか、仮想事例を基に分かりやすく紹介したJPCERTコーディネーションセンター 理事で分析センター長の真鍋敬士氏の講演内容をお伝えする。