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ゼロからロボットを企画する、ユカイ工学直伝「愛されロボット」作り愛されたい(3/3 ページ)

ロフトワーク主催で、“愛されるロボット”を目指したロボット作成プロジェクトが立ち上がりました。“愛されるロボット“には何が必要か?30人以上が知恵を絞ったワークショップの様子をお伝えします。

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ユニークなアイデア勢ぞろい

 わずか1時間半のワークショップながら、非常に面白いアイデアがたくさん出た第1回。「普段会社で商品開発をしていますが、会社の中でのアイデア出しでは似たような意見になりがち。今回違う立場の人とロボットという視点でアイデアを出してみて、ここまで人の発想は違うのかと驚きました。とても刺激になりました」(参加者)


家庭菜園を助ける「BeJibo」(左)。植物や肥料に最適な水、肥料をあげる。雨の日は自分で傘をさす愛されポイントも! 合コンの勝利を支える「合コン必勝ロボ」(右)コンパクト型で、トイレなどでアドバイスをくれる(クリックで拡大)
冷蔵庫の食材余りを助ける「食材かじり虫ロボ」(左)。賞味期限が近づいた食品をかじってお知らせ。貯金を助ける「サイセンゴッド」(右)。ロボットにお金を入れると、株などで勝手に運用してくれるが、運用に失敗するとレシートを出す(クリックで拡大)

 講評まで参加した近藤さんは「面白くて実用的なアイデアが多く出て驚きました。ロボットはまだ市場ができておらず、ロボット作りに対して理解してくれる人も少ないのが現状です。でもこうした活動の輪が広がれば、裾野も広がっていくだろうと感じました」との感想。青木さんも「手探りのワークショップでしたが、とにかくアイデアが面白かったです。すぐに商品化できそうな企画も多くみられました」と参加者の飲み混みの速さに驚いていました。

ロボットコミュニティーをひろげる

 ロフトワークは今後、「Robo.org」というコミュニティー型プラットフォームを立ち上げ、ロボットに関わるひとの交流の場を作っていくと発表しました。

「Robo.org」トップページ
「Robo.org」トップページ

 「イベントやセミナー、今回のようなワークショップなどを通して、ロボットを作る事に対するノウハウをためる場を作っていけたらと考えています」(ロフトワーク OpenCUディレクター長者原 康達さん)。

 「ROBITA PROJECT」は現在、第2回「Prototyping(立体編):ロボ企画書をもとに、立体物を作ろう」(2015年8月24日開催)と第3回「Prototyping(シーン編):立体物を動かしてRobitaがいる日常を映像化しよう」(2015年9月2日開催)の参加も受け付けています。どれか一つだけの参加も可能です。ロボット作りを体験してみたい方はぜひ、プロジェクトページをのぞいてみてください。

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