ニュース
血糖値測定システム事業を買収へ、糖尿病ケア事業の体制を強化:医療機器ニュース
パナソニック ヘルスケアホールディングスは、独Bayerの糖尿病ケア関連事業を買収すると発表した。Bayerの子会社であるBayer HealthCare傘下のバイエルダイアベティスケア事業を10億2200万ユーロ(約1380億円)で取得する。
パナソニック ヘルスケアホールディングス(以下、PHCHD)は2015年6月10日、独Bayer Aktiengesellschaft(以下、Bayer AG)の血糖測定器などの糖尿病ケア関連事業を買収すると発表した。Bayerの子会社であるBayer HealthCare傘下のバイエルダイアベティスケア(以下、BDC)事業を、10億2200万ユーロ(約1380億円)で取得する。
BDCは、糖尿病患者および医療従事者向けに、血糖値測定システムを提供する企業。Bayer AGとして125カ国以上で事業を展開し、2014年の売上高は9億900万ユーロとなっている。PHCHD傘下のパナソニック ヘルスケア(以下、PHC)とは、製品販売パートナーの関係にあり、同社の「Contour Next」および「Contour」シリーズを独占販売している。
今回の買収によりPHCHDでは、PHCの高品質でコスト競争力を備えた開発製造機能と、BDCのグローバルな販売網を統合させ、変革期にある糖尿病ケア分野において、高品質で安価な製品を提供する体制を強化できるとしている。
なお買収は、独占禁止法抵触の有無を含む関係当局の承認などを前提とし、2015年度第4四半期中に完了する見込み。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- デジタルサイネージでもAndroid、パナソニックが参入
パナソニックは、Androidベースのアプリケーションプラットフォームを搭載した業務用ディスプレイを開発した。PCやセットトップボックス(STB)などの外部接続機器が不要なデジタルサイネージを主な用途として2015年秋に発売する。 - タブレットで3次元CADを扱う時代に! パナソニックの20型4Kタブレット新製品
パナソニックは、20型 4K IPSα液晶パネルを搭載した企業向けタブレット端末「TOUGHPAD 4K」UT-MA6シリーズを発売する。従来モデルより画像表示機能や処理機能を強化し、3次元CADソフトをモバイル環境で扱えるようにするという。 - 「国内最大級」4Kデジタルサイネージ、パナソニックが納入
パナソニックが「国内最大級」(同社)となる、4K対応 98インチの大画面デジタルサイネージを東急田園都市線 渋谷駅に納入した。 - パナソニックのHDカメラを車載イーサネットで接続、ルネサスがデモを披露
ルネサス エレクトロニクスは、プライベート展「Renesas DevCon Japan 2014」において、パナソニック製のHDカメラモジュールの映像データを車載イーサネットで伝送するデモンストレーションを披露した。 - パナソニックが注力する「8/5×3」とは?
パナソニックは2014年度の事業方針を発表。2014年度は、構造改革の総仕上げとするとともに成長戦略への仕込みを行う年と位置付け、2018年に売上高10兆円を目指す。