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地方病院が生み出す革新的な医療機器の可能性医療機器 メルマガ 編集後記

都市部の大病院ばかりが医療機器開発の現場ではありません。

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 この記事は、2015年6月1日発行の「医療機器 メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


地方病院が生み出す革新的な医療機器の可能性

 今回の注目記事として、鹿児島市内に拠点を置く相良病院とシーメンス・ジャパンが、最先端の乳がん治療などを行う女性医療センターの設立・運営に関するパートナーシップの基本契約を締結した記事を紹介しました(関連記事:鹿児島の病院が歩む、アジアNo.1女性医療機関への道のり)。

 両者の会見で驚いたのが相良病院の乳がん手術症例数です。相良病院は、鹿児島市に本拠を置く地方病院に過ぎません。しかし、乳がん手術症例数は、1位のがん研有明病院、2位の聖路加国際病院、3位の聖マリアンナ医科大学病院に次いで4位。1〜3位が、人口の多い東京の大病院であることを考えれば驚異的です。

 さらに、2015年4月に業務提携した宮崎県の医療法人ブレストピアと合算すると2位になり、1位のがん研有明病院とほぼ肩を並べます。

 その相良病院が、医療機器大手のシーメンスと組み、アジアでNo.1の女性医療機関を目指します。鹿児島は、中国の上海や香港、韓国、台湾との直行便もあり、現状の成果を考えれば、あながち達成不可能な目標というわけでもなさそうです。

 さて、今回のパートナーシップ契約には、1つ面白い項目が入っています。

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