Visual Studioでリアルタイム組み込み開発、パーソナルメディアが提供開始:組み込み開発ニュース
パーソナルメディアが.NET Micro FrameworkにT-Kernelのリアルタイム制御機能を付加する「.NET Micro Framework for PMC T-Kernel」を販売開始した。Visual Studioを使ってのリアルタイム組み込み機器開発が可能になる。
パーソナルメディアは2015年5月29日、.NET Micro FrameworkにT-Kernelのリアルタイム制御機能を付加する「.NET Micro Framework for PMC T-Kernel」を同日より販売開始すると発表した。評価ボードなどが付属する「.NET Micro Framework for PMC T-Kernel評価キット」の価格は7万5000円(税別)。
マイクロソフトの提供する組み込み機器向けファームウェアである.NET Micro Frameworkの実行環境は仮想マシン環境であるTinyCLR上に構築されており、リアルタイム処理機能は含まれていないが、本製品を導入することで、T-Kernelの提供するリアルタイム制御機能を付加することが可能となる。
本製品を利用することで、.NET Micro Framework上で動作するアプリケーションに、T-Kernelで動作するリアルタイム制御機能やデバイスドライバ、ミドルウェアなどの資産を組み合わせることが可能となる他、Visual Studio」にて、T-Kernelのリアルタイム処理と連携する組込み機器の制御用アプリケーションの開発が可能となる。
評価キットには開発ボードやT-Kernel 2.0のSDK、T-Kernel 2.0で動作する「.NET Micro Framework for PMC T-Kernel」が含まれる。また、.NET Micro Framework for PMC T-Kernelはx86系CPUで動作する「PMC T-Kernel 2/x86」でも利用できる。
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