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T-KernelとLinuxのマルチOSと高速起動、日立超LSIがRZ/G搭載プラットフォーム:組み込み開発ニュース
日立超LSIシステムズがT-Kernel/LinuxのマルチOS環境に高速起動機能を搭載した組み込みプラットフォーム「Solution Engine G1」を発売する。
日立超LSIシステムズは2015年5月8日、T-Kernel/LinuxのマルチOS環境に高速起動機能を搭載した組み込みプラットフォーム「Solution Engine G1」を2015年9月より販売開始すると発表した。マルチOS環境により、リアルタイム処理とHMI(Human Machine Interface)/ネットワーク処理などを1つのシステムで処理でき、開発時間の短縮とコストの低減を実現する。
Solution Engine G1はルネサス エレクトロニクスのASSP「RZ/G1M」を実装したコアモジュールと、開発評価用のベースボードで構成されており、コアモジュールの標準搭載ソフトにはT-Kernel/Linuxを協調動作させる同社の「リアルタイム・オーガナイザー」と、リネオソリューションズのLinux高速起動ソリューション「Warp!!」が搭載されている。
T-Kernel/Linuxの搭載により双方の豊富な機能とソフトウェア資産を活用できる他、リアルタイム・オーガナイザーによって、K-Kernelによるリアルタイム処理とLinuxによるHMI/ネットワーク処理をドメイン分離して処理可能であり、システムの安定性も高い。また、コアモジュールは産業分野への量産システムへそのまま組み込むことが可能であり、開発時間とコストの低減に寄与している。
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