ニュース
世界初「1000万色フルカラー3Dプリンタ」を活用した造形出力サービス:3Dプリンタニュース
ミマキエンジニアリングは、3Dプリンタ事業への参入を発表。事業第1弾として、子会社のグラフィッククリエーションが、ミマキエンジニアリング製のフルカラーUVインクジェットタイプ3Dプリンタを使用した、造形出力サービスを開始する。
ミマキエンジニアリングは2015年5月20日、3Dプリンタ事業への参入を発表。事業の第1弾として、子会社のグラフィッククリエーションが、ミマキエンジニアリング製のフルカラーUVインクジェットタイプ3Dプリンタを使用した、フルカラー造形出力サービスを同年8月1日(予定)より開始するという。
3Dプリンタによるフルカラー造形は、主に粉末石こう造形方式が主流だが、500万〜600万色の色表現にとどまっている。これに対し、ミマキエンジニアリングが開発する3Dプリンタは、同社のインクジェットプリンタ技術を生かしたフルカラーUV硬化インクジェット方式を採用。4色のUV硬化インクを搭載することで「世界で初めて約1000万色のフルカラー造形を可能にした」(同社)としている。
この独自開発の3Dプリンタの販売開始(時期未定)に先駆け、このたび同3Dプリンタを用いたフルカラー造形出力サービスを展開する。なお、出力サービスの利用料は個別見積もりとなる。
関連記事
- 25年間培ってきた3Dプリンティング技術を個人にも――造形品質と仕上げで差別化
3Dプリンティング技術を軸にビジネスを展開してきたベルギーのMaterialise(マテリアライズ)。創業25周年の節目に、同社 日本法人であるマテリアライズジャパン 代表取締役社長 ヨウ・アンセウ(Jo Anseeuw)氏に、同社の取り組みと3Dプリントサービス事業「i.materialise」の特長、他サービスとの違いについて伺った。 - リコーが企業向け3Dプリンタ販売・出力サービス事業に参入、自社開発も視野
リコーが3Dプリンタ事業に参入する。まずは、企業向けに3Dプリンタの販売や出力サービスなどを行う「リコーラピッドファブ」と呼ぶ拠点を横浜市と厚木市の事業所内に設ける。産業機器向けに展開しているインクジェットヘッドなどの技術を用いた3Dプリンタの自社開発・販売も視野に入れているという。 - 手にしたら分かるクオリティ――「DMM 3Dプリント」にグランプリ作品を出力してもらった
DMM.comの全面協力の下、3Dプリントサービス「DMM 3Dプリント」を利用して、MONOist主催「第1回 3Dモデリングコンテスト」のグランプリ受賞作品を出力。受け取りのため、西麻布にある「DMM 3Dプリンティングセンター」にお邪魔させていただいた。 - アルテックとリコー、3Dプリンタを活用したDDMのメリットを訴求
アルテックは「INTERMOLD 2015(第26回金型加工技術展)」に出展し、同社が国内販売を手掛けるストラタシス製3Dプリンタを訴求するとともに、リコーと発表した製造現場向け3Dプリントサービス「RICOH Advanced Direct Manufacturing Services」に関する展示も行った。 - 3Dプリンタ出力サービスを利用する際に、3Dデータを暗号化、自動修正
3D-GANは「3Dプリンタ用データのチェック・自動修正+暗号化システム」を発表した。データ不具合による手戻りの削減や、機密性が高い設計データを扱う際のセキュリティ確保などを利点として挙げる。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.