「Red Hat Embedded Program」提供開始、SRAがパートナー第1号に:組み込み開発ニュース
SRAとレッドハットはIoTに関連するインフラやデバイスを開発する企業向けに「Red Hat Embedded Program」を提供開始する。SRAが国内におけるEmbedded Distributor Partnerの第1号となる。
レッドハットは2015年4月14日、IoTに関連するインフラやデバイスを開発する企業向けに「Red Hat Embedded Program」を提供すると発表した。同時に、SRAが国内におけるEmbedded Distributor Partnerの第1号となることも発表された。
Red Hat Embedded Programはレッドハットが2012年より提供しているプログラムで、これまでエンタープライズ向けとしていたRed Hat Enterprise LinuxやRed Hat JBoss Middlewareなどを組み込み機器向けに提供するもの。10年間のOSサポートなど、組み込み機器の特性に合わせた各種のサービスが用意されている。
本提携に基づき、両社はRed Hat Embedded LinuxをはじめとするRed Hat製品をデータセンターや組み込み分野の企業に提供することで、オープンソースを核としたIoTを推進していく。SRAはEmbedded Distributor Partnerとしてレッドハット製品の販売のみならず、関連するコンサルティングや受託開発、ミドルウェア/ツールの提供、支援など幅広い領域に渡ってサービスを提供する。
両社は2015年5月13日〜15日に開催される「第18回 組込みシステム開発技術展 ESEC2015」のSRAブースにて、Red Hat Embedded Programを紹介する予定だ。
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