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来日観光客にビーコンを、高島屋が“逆転”のインバウンドサービス実験:組み込み開発ニュース
高島屋は凸版印刷と共同で、ビーコンとデジタルサイネージを組み合わせたインバウンドサービスの実証実験を行う。施設に設置されることが多いビーコンを来場者に持たせる逆転の手法だ。
高島屋は凸版印刷と共同で、Bluetooth LEのビーコンとデジタルサイネージを組み合わせたインバウンドサービスの実証実験を行う。ビーコンを来場者へ配布し、デジタルサイネージに情報を表示することで、海外からの旅行者が手ぶらでやってきてもサービスを受けられる利便性を提供する。
実験では中国からの観光客を想定し、高島屋新宿店の受付や免税店カウンターで来場者にビーコンを内蔵したストラップを配布。ストラップを持った来場者が、館内8カ所のタブレット型デジタルサイネージに近づくと、サイネージが反応し、中国語での売り場紹介映像が流れ、商品詳細の説明やおすすめのコメントも流れる。
施設内にビーコンを設置し、来場者のスマートフォンへ情報を発信するO2Oの取り組みはこれまでにも多く行われてきたが、来場者側からすれば事前のアプリ-ションダウンロードが必要で、場合によってはスマホの設定変更(Bluetooth受信など)を強いられるなど、負担が存在していたのもの事実。
今回実験する取り組みではビーコンを施設ではなく利用者側に持ってもらうことで、スマートフォンにまつわる、これまでの手間を省く狙いだ。
実験は2015年4月4日〜同年4月17日まで新宿高島屋で行われ、店内回遊の促進や商品購入点数に与える影響について検証する。
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