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ヘッド長寿命化と省スペース化を実現したSLA 3Dプリンタ新製品を販売3Dプリンタニュース

キヤノンマーケティングジャパンは3Dプリンタ製品群「SLA プロダクションシリーズ」の新モデル「ProX800」の販売を開始すると発表した。

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 キヤノンマーケティングジャパン(キヤノン MJ)は2015年2月19日、米3D SYSTEMS社製の3Dプリンタ「ProX800」の販売を開始すると発表した。同製品は光造形法(Stereolithography)3Dプリンタ製品群「SLA プロダクションシリーズ」の新モデルで、2014年11月にドイツで開催された製造技術の大型展示会「ユーロモールド 2014」で披露された。光造形法は、バット内に満たされた紫外線硬化型樹脂の液面に、紫外線レーザーを照射し、一層ずつ硬化させ、重ね合わせ、3次元造形する方法。

 ProX800の積層厚は、最低で0.05mm、最大で0.15mm。造形サイズは以下の3種類を備える。バットが装置本体から独立しているため(RDMシステム)、ユーザーが用途に合わせて交換可能だ。

  • RDM 750SH:650×750×50mm、95l
  • RDM 750H:650×750×275mm、272l
  • RDM 750F:650×750×550mm、414l

 設置スペースは開梱後で137×160×226cm、重量は(木枠梱包事やRDMは含まず)1590kg。本体設計を見直し、従来モデル比較で最大50%の設置面積削減を実現したという。プリントヘッドコントロールも刷新し、プリントヘッドを高寿命化させた。

 仕様用途としては、航空宇宙や医療機器、製造マスターパターン、自動車、電子機器、義歯・歯科矯正、タービン製造などの分野などでのデザイン検討モデルの製造を想定している。

 キヤノンMJは、「今後も継続的な需要の伸びが期待されている自動車・航空宇宙・ロボット産業エレクトロニクス、バイオ・医療・歯科業界など広範な分野をターゲットに3Dプリンタを拡販する」としている。

(左)「ProX800」本体、(中央、左)造形サンプル

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