アプリ開発者にも還元、ロボット広告サービスがPepper発売と同時に開始:ロボット開発ニュース
ロボットスタートはロボット向けの広告配信システム「ロボットスタート広告」を、ソフトバンク「Pepper」発売にあわせて提供する。ロボットアプリ開発者にも広告料金が還元される仕組みとする。
ロボットアプリ開発を手掛けるロボットスタートは2015年1月20日、ロボット向けの広告配信システム「ロボットスタート広告」(robot start ads)を開発したと発表した。ソフトバンク「Pepper」発売(2015年2月予定)と同時にサービスを提供開始する。日本発のロボット向けマーケティグソリューションとしては「世界初」(同社)だ。
この広告システムはロボットアプリに広告配信SDKを組み込むことで、利用者がロボットに接している間、特定アクションをトリガーとして広告の露出を行う。対象となるロボットはソフトバンク「Pepper」とアルデバラン・ロボティクス「NAO」の2機種だが、今後、対象機種を拡大する予定としている。
サービス開始時には広告種類として、ロボットとの会話中に特定キーワードが出た場合にキーワードに連動した広告テキストの読み上げを行う「ロボット音声連動広告」、アプリ起動時などに指定した広告を読み上げる「ロボットインタースティシャル広告」、ロボットが画面を使っていない状態の時に広告画像を表示する「ロボットディスプレイ広告」の3つを用意する。
アプリ開発者は開発するアプリに広告配信SDKを組み込むかわりに、広告の視聴者数などに応じてロボットスタートから広告費を受け取る。広告主および広告代理店はロボットスタートの用意するリポート画面で広告内容(話す言葉や動き)を設定し、設定した広告の露出数などを確認できる。リポート画面ではロボットのセンサーを活用し、「実際に何人が見たか」など詳細なデータも確認できるとしている。
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