ニュース
自動車生産拠点の集積化が進むメキシコに新工場を建設:工場ニュース
ミツバは北米地域の自動車市場の拡大への対応のため、メキシコ ヌエボレオン州に新工場を建設することを発表した。
ミツバは2014年12月19日、北米地域の自動車市場の拡大への対応と競争力強化のため、メキシコ ヌエボレオン州に新工場を建設することを発表した。
新たに建設する工場は、メキシコの北東部に位置するヌエボレオン州に設立する予定。資本金は約11.8億円で登記日は2015年2月となる。同社と同社子会社のタツミとの共同出資となり、出資比率はミツバが40%、タツミが60%となる。稼働開始は2016年1月を予定しており、四輪車、二輪車用の電装部品およびブレーキ部品の製造と販売を行うとしている。
メキシコは現在、自動車産業を中心に国内外のメーカー投資が増加しており、製造業の集積化が進んでいる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 生産の海外展開に成功するカギ――工場立地を成功させる20の基準とは?
海外工場立ち上げに失敗するケースは約3分の1にもおよび、その多くの理由が「立地」によるものだという。しかし、製品開発やサプライチェーンマネジメントについての議論は数多くあるが、なぜか「工場立地論」はほとんど聞くことがない。そこで本稿では、長年生産管理を追求してきた筆者が海外展開における「工場立地」の基準について解説する。 - ホンダが「フィット」の生産工場をメキシコで稼働、寄居工場の技術を展開
ホンダのメキシコの新四輪車工場(グアナファト州セラヤ市)が稼働を開始した。メキシコを含む北米仕様の新型「フィット」を生産し、2014年後半には「ヴェゼル」に相当するフィットベースの小型SUVの生産も開始する予定である。フル稼働時の年間生産能力は20万台。 - デンソー、メキシコで自動車関連部品の生産力を強化
デンソーはメキシコのアポダカ工場を拡張。トランスミッション用部品の製造ラインを新設する予定だ。またグループ会社がメキシコに新会社をつくり、2016年8月ごろからエンジン制御用や、空気流量を制御するためのソレノイドなどの生産を順次開始する。 - 日立産機、メキシコに現地法人を設立――自動車製造業の集積化に対応
日立産機システムはメキシコに産業機器製品の販売・サービスを行う現地法人を設立した。 - 日本電産トーソク、メキシコに自動車部品製造の新会社を設立
工場の完成は2015年5月を予定し、投資額は45億円。主に自動車用自動変速機のコントロールバルブを製造・販売し、北米市場における競争力を高めるのが狙い。