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日本電産トーソク、メキシコに自動車部品製造の新会社を設立:工場ニュース
工場の完成は2015年5月を予定し、投資額は45億円。主に自動車用自動変速機のコントロールバルブを製造・販売し、北米市場における競争力を高めるのが狙い。
日本電産トーソクは2014年7月31日、メキシコに自動車部品製造の現地法人「NIDEC TOSOK de MEXICO S.A. de C.V.」を設立し、工場用地を取得したと発表した。
新会社は、2014年5月にメキシコ・サンルイスポトシ州に設立。資本金は16億円で、日本電産トーソクが100%出資している。主に自動車用自動変速機のコントロールバルブを製造し、主要な自動車関連メーカーに供給する。
第1期の工場面積は1万3000m2で、投資額は45億円となっている。2015年5月に完工し、2016年8月に生産を開始する。
今回のメキシコ進出は、北米市場における生産供給体制を整備し、競争力を高めるのが狙い。工場の建設は3期に分けて行われ、最終的な総投資額は150億円、従業員は3000人になる見込みだという。
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