ニュース
新型「NSX」が北米で初公開、アキュラブランドから:デトロイトモーターショー2015
ホンダは、「北米国際自動車ショー2015」において、高級車ブランドAcura(アキュラ)の新型車として開発を進めているスポーツカー「NSX」の新モデルを初公開すると発表した。
ホンダは2014年12月17日(米国時間)、「北米国際自動車ショー2015」(一般公開日:2015年1月17〜25日、米国ミシガン州デトロイト)において、高級車ブランドAcura(アキュラ)の新型車として開発を進めているスポーツカー「NSX」の新モデルを初公開すると発表した。
2代目となる新型NSXは、米国オハイオ州のメアリズビル四輪車工場の隣接地に設立予定の四輪車生産工場「パフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター」で2015年に量産を開始する計画。開発は、本田技術研究所の米国法人であるホンダR&Dアメリカズで行っているという。
新型NSXは、軽量のボディに次世代の直噴V型6気筒エンジンを初代NSXと同様にミッドシップレイアウトで配置し、モーターを3個使用するハイブリッドシステム「Sport Hybrid SH-AWD」と組み合わせる。前輪の左右を独立した2個のモーターで、後輪はDCT(デュアルクラッチトランスミッション)で接続したV型6気筒エンジンとモーターで駆動するスポーツカーだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ホンダのF1復帰はハイブリッド化する新型「NSX」投入の布石か
2015年からF1に復帰するホンダ。同社がかつての「マクラーレン・ホンダ」時代に発売したスポーツカー「NSX」も、ハイブリッドシステムを搭載した新モデルとして復活し、2015年から量産される予定だ。 - スーパーGTに「NSX」が帰ってくる、MRレイアウトでレーシングハイブリッド搭載
ホンダは、2014年のスーパーGT GT500クラスの参戦車両である「NSX CONCEPT-GT」を公開した。レース専用に新開発した排気量2.0lの直列4気筒直噴ターボエンジンをMR(ミッドシップエンジン・リヤドライブ)レイアウトで配置し、「レーシングハイブリッドシステム」を搭載する。 - ホンダが新型「NSX」の試作車両を初公開、インディ第14戦でデモ走行を披露
ホンダの米国法人American Honda Motorは、新型「NSX」の試作車両を、2013年8月4日開催のインディカー・シリーズ第14戦の決勝レースで世界初公開し、デモンストレーション走行を行うと発表した。 - NSXはチタン製コンロッド採用でエンジン性能UP
特殊鋼と同等の強度を持ち、さらに鉄の60%という軽さを持つチタンが理想的な素材としてコンロッドに採用されることがある。 - 新型「レジェンド」はFF車ベースだから最高の四駆ハイブリッドセダンになった
ホンダの新型「レジェンド」は、エンジンルームに横置きのV型6気筒直噴エンジンとモーター内蔵の7速DCT、車両後部に2個のモーターを搭載する、3モーターのハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」を採用した四輪駆動対応のハイブリッドセダンである。SH-AWDによって自在なトルクベクタリングを実現した新型レジェンドは、ホンダが得意とするFF車ベースでなければ実現できなかったという。