新型「デミオ」が発売1カ月半で1万9233台受注、63%がディーゼル車:エコカー技術
マツダは、2014年9月11日に受注を開始した新型「デミオ」の累計受注台数が、1カ月半経過した同年10月26日時点で1万9233台になったと発表した。これは、新型デミオの月間販売目標台数である5000台に対して2.5倍以上のペースだ。
マツダは2014年10月30日、同年9月11日に受注を開始した新型「デミオ」の累計受注台数が、1カ月半経過した10月26日時点で1万9233台になったと発表した。これは、新型デミオの月間販売目標台数である5000台に対して2.5倍以上のペースだ。
新型デミオは、「CX-5」、「アテンザ」、「アクセラ」に続く、新世代技術「SKYACTIV」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面採用した車両の第4弾。「2014-2015日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞するなど高い評価を受けている。
エンジン別の受注台数構成比は、新開発の排気量1.5l(リットル)のクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」を搭載するディーゼル車が63%、新型デミオ向けにチューニングを施した排気量1.3lのガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.3」を搭載するガソリン車が37%となった。ボディカラーは魂動デザインを象徴する赤色の「ソウルレッドプレミアムメタリック」が28%、インテリアはアテンザやアクセラと同じオフホワイトレザーを使用した仕様の内装が22%を占めた。
SKYACTIV-D 1.5、ソウルレッドプレミアムメタリック、オフホワイトレザーの内装は、新型デミオの開発テーマである「クラス概念を超えるクルマ」を代表するものだ。マツダは、「当社がクルマづくりに込めた想いに共感いただいている結果となった」としている。
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