新型「デミオ」のJC08モード燃費、ディーゼル30.0km/lでガソリン24.6km/l:エコカー技術(1/3 ページ)
マツダは小型車「デミオ」をフルモデルチェンジするとともに予約受注を開始した。JC08モード燃費は、排気量1.5lのクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」を搭載する2WDモデルで30.0km/l、排気量1.3l(リットル)のガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.3」を搭載する2WDモデルで24.6km/lとなった。
マツダは2014年9月11日、小型車「デミオ」をフルモデルチェンジするとともに予約受注を開始した。排気量1.3l(リットル)のガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.3」を搭載する2WDモデルは同年9月26日、排気量1.5lのクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」を搭載する2WDモデルは10月23日、4WDモデルは12月に発売する。
注目のJC08モード燃費は、6速自動変速機「SKYACTIV-DRIVE」を搭載するガソリンエンジンの2WDモデルが24.6km/l。クリーンディーゼルエンジンの2WDモデルは、SKYACTIV-DRIVE搭載車が26.4km/l、マニュアル変速機「SKYACTIV-MT」搭載車が30.0km/lとなった。4WDモデルは現時点では未定。税込み価格は、ガソリンエンジンの2WDモデルが135万〜171万7200円、同4WDモデルが154万4400〜191万1600円。クリーンディーゼルエンジンの2WDモデルが178万2000〜199万8000円、同4WDモデルが197万6400〜219万2400円。月間販売目標台数は5000台。
今回発表した新型デミオは、2007年発売の3代目モデル以来7年ぶりのフルモデルチェンジとなる4代目モデル。SUV「CX-5」、フラッグシップモデルの「アテンザ」、グローバルコンパクトを掲げる「アクセラ」に続く、新世代技術「SKYACTIV」とデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」を全面的に採用した新世代商品の第4弾でもある。
新型デミオは欧州の車両サイズでBセグメントに属し、Cセグメントのアクセラよりも一回り小さい。競合車種は、トヨタ自動車の「アクア」、「ヴィッツ」、ホンダの「フィット」、日産自動車の「マーチ」、「ノート」、スズキの「スイフト」であり、国内の登録車市場で最も販売台数が見込めるいわゆる大衆車である。
しかしマツダによれば、新型デミオは「“車の価値はボディサイズに比例する”という既成概念を打ち破ることを目指し、開発された」という。SKYACTIV-D 1.5に代表されるSKYACTIVの最新技術や、車両サイズがはるかに大きいCX-5やアテンザに採用されてきた魂動デザインを適用するなど、「マーケットボリュームの最も大きいコンパクトカークラスで、走る歓びと優れた環境安全性能を、より多くのお客さまに提供したいという想いを込めた」(同社)としている。
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