新型「デミオ」のJC08モード燃費、ディーゼル30.0km/lでガソリン24.6km/l:エコカー技術(2/3 ページ)
マツダは小型車「デミオ」をフルモデルチェンジするとともに予約受注を開始した。JC08モード燃費は、排気量1.5lのクリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.5」を搭載する2WDモデルで30.0km/l、排気量1.3l(リットル)のガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.3」を搭載する2WDモデルで24.6km/lとなった。
前席は身長190cmの乗員が快適に座れる
外形寸法は全長4060×全幅1695×全高1500(4WDモデルは1525)mmで、ホイールベースは2570mm。従来モデルと比べて、全長が160mm、全高は25mm、ホイールベースが80mm増えた。全幅は5ナンバーサイズに収めるため変更していない。標準タイヤも14インチから15インチに大径化したものの、最小回転半径は従来モデルと同じ4.7mである。
車室内空間については、前席に身長190cmの乗員が快適に座れるように、着座位置と頭や肩周りのスペースの関係性を検証。運転席と助手席の間の距離(カップルディスタンス)を20mm増やして690mmとし、肩周りの幅寸法も広げた。シートスライド量を260mmに増やし最後端位置を20mm延長できたので、どのような体格のドライバーでも最適なドライビングポジションを取れるようになったという。
前席のインテリアデザインは、ドライバーが走りを楽しむことに集中できる運転席側のコックピットゾーン、左右への広がりのある助手席ゾーンで構成した。この2つのゾーンを際立たせているのが空調ルーバーだ。運転席の左右と助手席の窓際側にある丸型3個とインストルメントパネルの中央にある薄型1個の合計4個から構成されている。運転席側の丸型ルーバーはメーターフードの左右に配置することでドライバーを挟み込み、コックピットゾーンの中心軸を強調している。一般的なルーバーの半分となる高さ30mmを実現した薄型ルーバーは、インストルメントパネルのスリットと一体化している。これにより、運転席と助手席を隔てるセンタースタックがなくなり、助手席ゾーンの広さを感じやすくなった。
アクセラから導入を始めた、インストルメントパネル中央上部に設置した7インチディスプレイを用いる車載情報機器「Mazda Connect(マツダ コネクト)」、走行情報を表示するヘッドアップディスプレイ(HUD)「アクティブ・ドライビング・ディスプレイ」、これらから構成されるHMI(Human Machine Interface)コンセプト「Heads-Up Cockpit(ヘッズアップ コクピット)」は、新型デミオにも採用されている。
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